今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは149.60円
↓下値メドは148.20円
雇用統計:新規失業保険申請件数と雇用統計には50%の相関関係
FRB:クリーブランド連銀総裁「政策金利はピークの水準にほぼ到達している」
インフレ日本:全国コアCPI、18カ月連続で日銀の2%目標超える
マレーシア:リンギット安、1998年以来25年ぶりの水準まで下落
BOE:利下げは2024年5月から開始へ
市況
2023年236営業日目のドル/円は、前日比0.75円の「円高」。24時間のレンジは1.12円。
先週の急激なポジション調整にもかかわらず、マーケットは依然としてドルロングを大量に保有している。ドルショートの買い戻しで上昇しても、そこが戻り売りのチャンスとなって、さらにドル安が進む可能性に注意したい。
11月27日(月曜)は149.41円でオープン。東京時間朝につけた149.67円がこの日の高値。先週の高値は149.99円までと、結局1週間を通じて150円台に上がることはできなかった。この日も150円に接近できないまま下落、夜遅くに149円を下に抜けると明け方にこの日の安値となる148.55円をつけた。終値は148.67円。
アドビ・アナリティクスの集計によると、ブラックフライデーのオンライン小売売上高は8%増の98億ドル(約1兆4,700億円)で、そのうちの7,900万ドル(118億円)がBNPLで決済された。一方実店舗の売り上げの伸びは1%にとどまった。また、月曜日のサイバーマンデーの売り上げは5.4%で、過去最大を記録。電化製品最大50%オフのセールが売り上げに大きく貢献したようだ。
レジスタンス:
149.67円(11/27)
149.75円(11/22)
149.95円(200時間移動平均)
149.99円(11/20)
サポート:
148.55円(11/27)
149.19円(11/24)
148.89円(11/23)
148.00円(11/22)
2023年 騰落表
今日の為替ウォーキング
今日の一言
成功した企業は、きまって誰かがかつて勇気ある決断をした - ピーター・ドラッカー
I Can Wait Forever
11月21日に公表された、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事録は、追加利上げの可能性に関して、「インフレ目標に向けた進展が不十分であることを示す情報が入ってきた場合には、一段の金融引き締めが適切である」として、今後数ヵ月以内に発表されるデータによって、「ディスインフレがどの程度進展しているのか、そして労働市場でどの程度需給バランスが取れているのか」が明らかになると指摘した。
2年前のFOMCは、インフレが一過性でないことが明らかになった後も「一過性」モードから抜け出せなかった。そして現在は「より高く、より長く」モードから抜け出せずにいる。FRB(米連邦準備制度理事会)には、外部から何らかの力が働かない限りその運動状態を変えない「慣性の法則」が働いているのだ。その外部の力というのが経済データであり、FRBは金融政策の判断を経済データに極端に依存している。
経済サイクルの初期においてこれは良い戦略だが、サイクル後期には過ちを犯しやすい悪い戦略となってしまう。経済データは、常に過去を振り返るものであり、現在との時間差の発生が必ず起こる。将来を見据える金融政策との相性が非常に悪いのだ。
FRBは過去に、利上げ開始を急ぎすぎてインフレ目標達成に何度も失敗したという苦い経験がある。それで利上げをためらっているうちに、インフレが目標値の4倍の8.0%まで暴騰するのを許してしまった。
ところが、今のFRBは「1970年代の過ちを繰り返してはいけない」と口にする。その当時、FRBが利上げを早めに終了したせいで、インフレが再発するのを許してしまった。このときのトラウマで、FRBは利下げに踏み出す勇気がないのだ。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
タイムゾーン 分析
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