今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは149.90円
↓下値メドは147.55円
円相場予想:来年3月末のドル/円140.50円 - 日本の機関投資家の予想
日銀:年内にゼロ金利解除の可能性も
ECB:カズミール理事「市場の2024年上半期のECB利下げ予想は、完全な間違い」
中立金利:ウイリアムズ連銀総裁「中立金利が上昇したとは考えていない」
中央政策:データ重視の政策で、毎回の経済データにマーケットが過剰に反応する
市況
今週はFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録が公表されるが、そこにサプライズはないとマーケットは考える。FOMC議事録が12月の利上げの可能性について触れるとしても、「そりゃ、そうだろうね」程度に受け流されるだろう。
今週後半からはじまるクリスマスシーズンを前に、ヘッジファンドは1年前から積み上げてきたドルロングのポジションの手じまいに積極的だ。他通貨に比べて遅れていたドル/円でもようやく円ショートのトリミングが始まったようだ。
2023年231営業日目のドル/円は、前日比1.23円の「円高」。24時間のレンジは1.90円。11月20日(月曜)は149.68円でオープン。
先週末に149.17円まで下落した反動で、東京時間朝に149.99円まで買い戻されたが、150円台のせに失敗すると再び下落。夕方には149.00円を完全に下抜けして、夜の初め頃には148.09円まで下落した。 終値は148.41円。
レジスタンス:
150.95円(200時間移動平均)
149.99円(11/20)
150.78円(11/18)
サポート:
148.09円(11/20)
147.29円(10/03)
147.01円(09/14)
146.44円(09/12)
2023年 騰落表
今日の為替ウォーキング
今日の一言
失敗から逃げてはダメで、失敗は当然としていかに最小にとどめるか
Shout
NFP(雇用統計)とCPI(消費者物価指数)はバックミラーに映る景色となった。実質あと残り1カ月となった2023年のマーケットでは、伸びきったドルのロングポジションの手じまいを始める動きがでている。
FRB(米連邦準備制度理事会)が、金融政策決定プロセスにおける「経済データ重視」の方針を打ち出して以来、マーケットは米指標の結果に必要以上に一喜一憂している。
今月は、米雇用統計が鈍化したことに続き、10月の米CPIとPPI(卸売物価指数)では、米国のインフレ率が予想以上のペースで低下していることが明らかになるなかで、12月FOMC(米連邦公開市場委員会)は「利上げなし」との見方が強まり、ドル/円は150円台前半まで円高になった。
ところが、10月の米小売売上高が、米消費の強さを示す内容だったことから、再び「利上げあり」との見方に振れてドル/円は151円まで再上昇した。
ドル/円は、32年ぶりの高値となる152円台まであと一歩と迫ったが、雇用関連のデータが弱かったことで米長期金利が低下するなかで、150円を下抜けすると、一気に149円台前半まで円高になった。
週明け20日のマーケットでは、大きな経済指標はなかったものの、ドル売り/円買いは続行し、ドル/円は一時148.09円まで下落した。為替介入はないしだろうし、あったとしても、相場の方向を変える威力はないと、150円台でも積極的にドル買い(円売り)を進めたが、少し貪欲になりすぎて、高いレベルでつかまってしまったようだ。この動きがポジション調整だとすれば、一巡後はより良いレベルで円ショートを再構築するチャンスがやってくることになる。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
タイムゾーン 分析
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