昨日の動向

4月26日 米ドル/円:[始値] 81.328 [高値] 81.443 [安値] 80.662 [終値] 80.978 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 107.522 [高値] 107.635 [安値] 106.473 [終値] 107.212 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 84.251 [高値] 84.317 [安値] 83.560 [終値] 84.156 ※数値はBID値です。

4月26日の外為市場は、本日の日銀政策決定会合を控え、ポジション調整の米ドル/円の売りが入りました。
しかし、株価や原油等の上昇で豪ドル/円が上昇し、連れる形で米ドル円も81円レベルまで戻しました。

東京時間は、小沢民主党元代表の無罪判決を受けまして、消費税増税をめぐって解散総選挙への懸念から円売りが強まりました。
しかし、日銀政策決定会合の警戒感から上値も重く、終始小動きに展開しました。

欧米時間も、日銀政策決定会合への過度の追加支援期待から、買われていました米ドル/円のポジション解消や、新規失業申請件数が市場予想を下回る結果に、81.662まで下落しました。その後は株価、コモディティーの上昇で豪ドル/円等のリスク選考通貨が買われ、連れる形で米ドル/円は80.978でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日は日銀決定会合があり、市場は資産購入基金の増額規模が5兆円程度なら織り込み済みで、10兆円規模なら円安方向に反応しそうです。
10兆円規模の増額であれば、市場はボジティブサプライズとして反応し82 円台まで上昇が考えられます。そうでない場合は上値は限定的な動きとなりそうです。
また本日米国では、第1四半期GDP(速報値)、ミシガン大消費者信頼感指数(確報値)があり結果次第では方向感のある動きとなりそうです。

想定レンジ 80.80-81.60

【ユーロ/円】
格付け会社S&Pによるスペイン国債の格下げの影響が続いており、上値が重くややユーロ売りの流れが継続しそうです。
またドル/円次第ではユーロ/円は106.30円から108円ちょうどのレンジ相場を抜け方向感のある動きとなりそうです。

想定レンジ 106.30-108.00

【豪ドル/円】
豪ドル/円は今週の水曜日から方向感のない動きが続いており前日と変わらず当面は上値の重い展開が予想されます。
レジスタンスは84.80、サポートラインは83.00となり、ユーロ/円同様レンジ相場を抜けた場合方向感のある動きとなりそうです。

想定レンジ 83.00-84.80

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:81.45-50 81.80
サポート:80.30 80.65-70

【ユーロ/円】
レジスタンス:107.40 107.80
サポート:106.50 106.00

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.30 84.50
サポート:83.80 83.50

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 21:30 (米)第1四半期GDP【速報値】 2.5% 3.0%
★★★ 21:30 (米)個人消費【速報値】 2.3% 2.1%
★★★ 21:30 (米)GDPデフレーター【速報値】 2.1% 0.9%
★★★ 21:30 (米)コアPCEデフレーター【速報値】 2.1% 1.3%
★★★ 21:30 (米)雇用コスト指数 0.5% 0.4%
★★ 22:55 (米)ミシガン大消費者信頼感指数【確報値】 75.7 75.7
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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