昨日の動向

4月16日 米ドル/円:[始値] 80.935 [高値] 80.993 [安値] 80.290 [終値] 80.395 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 105.756 [高値] 105.801 [安値] 104.601 [終値] 105.643 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.869 [高値] 83.869 [安値] 83.001 [終値] 83.250 ※数値はBID値です。

4月16日の外為市場は、スペインのソブリンリスクからリスクオフの展開となり、ユーロ売り、円買いの展開となりました。

東京時間から欧州時間にかけまして、スペイン国債利回り上昇等の債務問題の再燃や、中国の景気減速懸念からマーケットはリスクオフの流れとなり、ユーロドルは、1.3ドルを一瞬割り込み、1.29941まで下落、ユーロ円も、105円を割り込んで104.601まで下落しました。

米国時間は、経済指標の小売売上高は市場予想を上回る結果ではありましたが、ニューヨーク連銀製造業景気指数やその後発表されました、NAHB住宅市場指数が市場予想を大幅に下回る結果となり、米ドル売りの展開に、ドル円は80.29まで下落しました。その後、米株価が反発したことにより、ユーロドルは1.3140まで回復する動きを見せ、ユーロ/円も105.75レベルまで上昇し、ドル売りに展開にもかかわらず、80円を割り込むことなく80.395でクローズ、ユーロ円は105.643でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
本日はドル/円は、スペインへの懸念再燃を背景とするリスク回避を反映した米中長期債利回りの低下が続くようだと、80円割れへ調整が続く可能性があります。直近のサポートラインは昨日付けた安値80.29付近になると思われます。
また本日発表の米国鉱工業生産で良い結果となれば下支え要因となりそうです。

想定レンジ 79.50-81.00

【ユーロ/円】
本日はスペインの国債入札、英CPI及びカナダ中銀の金融政策決定が注目されます。スペインの10年物国債利回りは昨年12月以来の高水準を更新し続ける中でユーロ圏債務問題への懸念が続くとみられ、国債入札が目標上限額に達さない場合は国債利回りの上昇が続き、ユーロ売りが続きそうです。

想定レンジ 104.50-106.00

【豪ドル/円】
本日発表された豪準備銀行定例理事会議事でインフレ見通しが緩和すれば金融緩和の理由になるとの見解が示されたことで、5月の利下げの可能性があるとの見方が広まり発表後はいったん下げるも軟調に推移、昨日の安値83.00ちょうどを割れ込むかどうかに注目が集まります。

想定レンジ 82.50-84.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:80.60 81.00
サポート:80.00 80.30

【ユーロ/円】
レジスタンス:105.80  106.20
サポート:104.60 105.30

【豪ドル/円】
レジスタンス:83.60  83.80
サポート:83.00 82.50

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (英)消費者物価指数 0.3% 0.6%
★★ 17:30 (英)小売物価指数 0.4% 0.8%
18:00 (欧)消費者物価指数≪確報値≫ 1.2% 0.5%
★★ 18:00 (独)ZEW景況感調査 19.0 22.3
18:00 (欧)ZEW景況感調査 11.0
21:30 (加)製造業売上高 -0.3% -0.9%
★★ 21:30 (米)住宅着工件数 70.5万件 69.8万件
★★ 22:15 (米)鉱工業生産 0.3% 0.0%
22:15 (米)設備稼働率 78.5% 78.7%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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