気になるあの本をチェック!
87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え 資産18億円を築いた「投資術」
答えてくれた人
ダイヤモンド社 書籍編集局 第四編集部 斎藤順さん
編集者から見た著者ってどんな人?
藤本 茂さん
1936(二・二六事件の起こった昭和11)年、兵庫県の貧しい農家に4人きょうだいの末っ子として生まれました。高校卒業後、ペットショップに勤務。そこで証券会社勤務のお客と出会い、株の話をしているうちに株式投資に興味を抱いて、19歳のときに投資を始めました。その後、今度は雀荘を経営しながら株式投資に打ち込み、1986年に転換社債の投資を機に専業投資家となりました。
2002年、66歳のときに生涯で初めてパソコンを買い、ネット取引を開始。いまでは取引時間中はマーケット・経済ニュース専門のチャンネル「日経CNBC」の株式市況の放送をつけっぱなしにしながら、3台のパソコンとモニターで常時80銘柄ほどチェック。月6億円分を売買しているガチのデイトレーダーです。
デイトレードがなにより大好きで、テクニカル指標を重視し、命の続く限り現役デイトレーダーを続ける意気込みとのこと。「投資に年齢は関係ない」がモットー。1990年代のバブル崩壊、2008年のリーマンショックによる激動の波乱相場も乗り越え、資産18億円を築きました。毎朝2時起きで相場に挑む投資歴68年、87歳の現役デイトレーダーで、投資スタイルは異なるもののテレビや雑誌では「日本のバフェット」とも呼ばれています。
どんな人にオススメ?
・株式投資に興味のある人
・老後の過ごし方を模索している人
・投資を始めるには遅すぎる…と思っている人
この本の、ここが読みどころ!
シゲルさんは「自分の頭で考える」ことの大切さをことあるごとに説いています。誰かが言ったことを鵜呑みにするのではなく、自分の頭で考えることの重要性を、本書横断的に伝えています。
X(旧・Twitter)で有名な個人投資家や証券アナリストが言っていることであっても、その言葉を頭から信じてしまうような人は投資向きではありません。常に「これは本当かな?」と疑える人が資産を伸ばしていける、というのがシゲルさんの考え方。利益を上げられる投資家ほど、人の話に左右されず、孤独な状態で投資をしています。
インターネットを使えば簡単に情報が得られ、人脈も作れてしまう時代ですが、その情報や人脈は本当に意味のあるものでしょうか。自分の力でとことん株と向き合うからこそ、自分の頭で考えられるようになるとシゲルさんは教えてくれています。
編集者の制作秘話
兵庫県神戸市の自宅に伺い、一日弟子入りして、朝から晩までシゲルさんのトレードを見ましたが、その日は一日で稼いだ利益が1,100万円にもなりました。
「なんぼ稼いでいるかわからへんけど、人より稼ぎたいと思うたら、頭を使わなあかんで。ボーッとしてほかの人と毎日同じことしていたら、そりゃ同じような稼ぎにしかならへん」。時おりそんなことを言いながらトレードしていましたが、勝負どころの集中力はハンパない…。
「この動きは、機関投資家やな」とモニターの向こうにいる敵を思い浮かべながら、勝負に挑んでいるようでした。そんなシゲルさんのちょっと破天荒な半生を下敷きに、デイトレードの基礎知識からある日のトレードの全貌、シゲルさんならではの投資法・投資哲学まで、初公開しています!
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