昨日の動向

4月9日 米ドル/円:[始値] 81.545 [高値] 81.662 [安値] 81.155 [終値] 81.492 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 106.771 [高値] 107.223 [安値] 106.103 [終値] 106.790 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.948 [高値] 84.336 [安値] 83.460 [終値] 84.035 ※数値はBID値です。

4月9日の外為市場は、3月米雇用統計の弱い結果を受けた円買い。

東京市場では各通貨で目立った動きはなくこう着状態が続きました。
イースターの連休や、先週末の予想に対し弱めとなった米非農業部門雇用者数の結果が尾を引く中、日本の経常収支の黒字転換(前回値:-4373億円 今回:1兆1778億円)などを受けて進んだ、円買いの動きも一服。午後に入ると、ドル円・クロス円は狭いレンジでの取引が続きました。

欧州市場では東京時間に続き、狭いレンジでの取引が続きました。
またドル円は下値を試すも81.26付近から下げ渋り、戻りも限定的でした。
全体的にはリスク回避的な円高やドル高の流れはあるものの、欧州勢が祝日のため流動性は限定的でした。

NY市場では先週末の弱い米雇用統計の結果を受けたリスク回避の流れが一巡。
対資源国通貨に続き、欧州通貨でもドル売りが強まりユーロドルは1.3132ドルまで上昇。
そのため円安の動きも目立つ展開となり、ユーロ円は107.22まで上昇しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
先週末の市場予想を下回る米雇用統計を受けた円高株安圧力、主要経済指標発表を控えた中国景気減速懸念やユーロ圏ソブリン債務懸念の再燃からくるリスク回避の円買い圧力がありそうです。
また着実に地合いが悪化していることから81.00を割り込むことも予想されます。

想定レンジ 81.00-82.50

【ユーロ/円】
昨日のNY時間にユーロドルにつられてユーロ円は107.22まで上昇した事もあり直近のレジスタンスは先週末に付けた高値107.80付近だと思われます。
またユーロドルが底堅い展開を見せていることから、ユーロ円も底堅い展開になりそうです。

想定レンジ 106.00-107.80

【豪ドル/円】
先週84円を割れてから1日にして84円台を回復していることから強い展開が予想されます。
また当面は84円台を維持し、先週末に付けた高値.85.17付近を超えられるかが課題となりそうです。

想定レンジ 83.50-85.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:81.80 81.70-80
サポート:81.20 81.20-25

【ユーロ/円】
レジスタンス:107.40 107.30-40
サポート:106.00 106.00-10

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.40 84.40-45
サポート:81.50 81.50-55

下記各5分足チャートは、当日 10:00 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
14:45 (スイス)3月失業率 3.3% 3.4%
15:00 (独)経常収支 120億 80億
15:00 (独)貿易収支 120億 131億
15:45 (仏)鉱工業生産 0.3% 0.3%
23:00 (米)IBD/TIPP景気楽観指数 48.5 47.5
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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