昨日の動向

4月2日 米ドル/円:[始値] 82.938 [高値] 83.295 [安値] 81.879 [終値] 82.065 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 110.797 [高値] 111.115 [安値] 108.950 [終値] 109.325 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 86.602 [高値] 86.748 [安値] 85.214 [終値] 85.512 ※数値はBID値です。

4月2日の外為市場は、週末の中国製造業PMI に続き英米でも製造業景況感が市場予想を上回り、世界的に株価が上昇したにも拘らず、米中長期債利回りが低下し、円高が進みドル円は81.87まで下げ幅を拡大。

東京市場では、日銀短観の発表後に円売りが強まる。2日の東京タイム午前の為替市場では、弱い内容となった日銀短観の発表を材料に円売りが進んだ。ドル円は朝方から上昇。1日発表の中国製造業PMIの強い結果を受け、クロス円を主導に円売りが進んだことが後しとなった。

ロンドン時間にかけて円買いが優勢。ポンドは英3月製造業PMIが市場予想を上回ったことから買われる場面こそみられた。欧州株が買い先行後に大きく反落したことが重しとなり、全般的にはリスク回避にともなう円買いが優勢の展開になった。

NY時間に入ると、ロンドンフィックスに絡んだドル売り・円買いが出たとの見方もあったほか、米10年債利回りが一時低下を続けたこともドル円の重しとなった。
米ISM製造業景況指数が53.4となり、前月の52.4から上昇。円高の動きは小休止したが、流れは変わらなかった。円相場は米株高にも反応薄。
またユーロドルはNY時間に向けてドル買いの展開となり一時1.3276まで下げ幅を拡大した。
一方ユーロ円は108.95円まで、まで下落幅を広げ円全面高の流れを後押しした。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】海外の休みを前にポジション調整
本日の朝方は中国の金融市場が4日までの休みと、欧米市場はイースターを控え、短期筋のドル買いポジションの投げが出た模様で、81.551まで下落しました。サポートレベルの81.50はサポートされ、本日発表された、3月の中国非製造業PMIが上昇したことにより、アジア時間はとりあえず下値はかたそうです。
本日はFOMC議事録を控えており3月の声明文は景気判断が上方修正されたが、資産買い取りに関する点は変更されなかったことで、QE3期待が後退したことをうけ、どんな議論が行われていたか、注目が集まっています。

想定レンジ 81.30-82.50

【ユーロ/円】イースターを前に
ユーロが対ドルで上値が重い展開となり、スペインのソブリンリスクが再燃されており、積極的にユーロロングに傾けにくい展開となっています。現状108.50がサポートされており、108円割れの可能性も見えてきます。

想定レンジ 107.80-109.80

【豪ドル/円】中国非製造業PMI
朝方ドル円の下げに連れて下げたものの、本日発表された中国非製造業PMIの上昇、豪小売売上高が予想通りの発表で、下値からやや買い戻される展開となってます。オーストラリアもイースターを控え積極的にポジションを傾けにくい展開となりそうです。

想定レンジ 84.80-86.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:82.85-90 83.30
サポート:81.50

【ユーロ/円】
レジスタンス:110.00 111.10-15
サポート:108.50

【豪ドル/円】
レジスタンス:86.00 86.50
サポート:85.00

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 (英)建設業PMI 53.4 54.3
18:00 (欧)生産者物価指数(前月比) 0.5 0.7
18:00 (欧)生産者物価指数(前年比) 3.4 3.7
23:00 米製造業新規受注 1.5 -1.1
★★★ 3:00 FOMC議事録
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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