昨日の動向

3月30日 米ドル/円:[始値] 82.447 [高値] 82.879 [安値] 81.834 [終値] 82.870 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 109.646 [高値] 110.593 [安値] 109.015 [終値] 110.593 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 85.598 [高値] 85.891 [安値] 84.874 [終値] 85.786 ※数値はBID値です。

3月30日の外為市場は、本邦輸出企業による円買いに始まり、欧州時間のユーロ買いで、結果的には円安方向で取引を終える展開となりました。

東京市場では、午前中、国内輸出企業のリバトリが主導し、ドル円は一時81円台後半まで下落する展開となりました。
夕刻にはそれらの取引が止まると、円は軟調な動きに転じるようになったようです。

ロンドン時間にかけて、コペンハーゲンで開かれたユーロ圏財務省会合で、8,000億ユーロもの金融安全網、いわゆるファイアウォールの拡大に合意したことを受け、ユーロが買われる展開に。ユーロドルは1.33半ばまで上昇。ユーロ円に至っては、110円台を回復する流れとなりました。

NY時間に入ると、ユーロ圏のファイアウォール拡大を受け、米ドルは大半の通貨に対し下落する流れを見せたものの、ユーロや豪ドルに対して円が売られやすい地合いになったために、円はドルに対しても下落する展開に。ドル円は82円80銭付近まで上昇しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
先週末のNYダウが上昇した事でリスク選好ムードの円安方向に向かう可能性が高い。
また先週末時点で82円を割れたところでドル買いが強く上昇トレンドを継続していると見れる。
本日NY時間では(米)ISM製造業景況指数があり、前回値よりも若干良い数字が予想されており、底堅い展開になりそうだ。
想定レンジ 81.80-83.40

【ユーロ/円】
注目度は低いが本日ドイツ、スイス、欧州のPMI指数あり市場の予想に反し良い結果となれば、ユーロ対ドルで上値が重い展開となっていたものが払拭されユーロ円は3月21日の高値を更新し111.50を超える展開も考えられるが、1月16日の安値97円付近から14円程上昇しており当面は上値の重い展開が予想される。
想定レンジ 110.00-111.50

【豪ドル/円】
本日中国国家統計局が発表を行った購買担当者指数(PMI)は53.1で、11カ月ぶり高水準となり予想外に大幅上昇2月の51.1から、予想外に大幅上昇した。
しかし、豪ドルは中国景気減速懸念やRBAによる利下げ期待の高まり等を受けて豪州金利の大幅低下と共に下落基調にある。
目先は87.50レベルが重しとなり上値は重く、底値は本日早朝に付けた安値86.30付近がサポートラインとなりそうだ。
想定レンジ 87.50-86.30

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:83.20 83.50-55
サポート:82.75-80 82.30

【ユーロ/円】
レジスタンス:111.45-50 112.00
サポート:110.25-30 109.95-00

【豪ドル/円】
レジスタンス:87.55-60 88.00
サポート:85.80-85 85.10-15

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:50 (仏)3月PMI製造業確定値 47.6 47.6
16:55 (独)3月PMI製造業確定値 48.1 48.1
17:00 (欧)3月PMI製造業確定値 47.7 47.7
17:30 (英)PMI製造業 50.7 51.2
18:00 (欧)2月失業率 10.8% 10.7%
★★★ 23:00 (米)ISM製造業景況指数 53.0 52.4
23:00 (米)2月建設支出 0.7% -0.1%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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