昨日の動向

3月28日 米ドル/円:[始値] 83.163 [高値] 83.215 [安値] 82.613 [終値] 82.875 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 110.747 [高値] 110.895 [安値] 109.859 [終値] 110.366 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 86.985 [高値] 87.028 [安値] 85.631 [終値] 86.089 ※数値はBID値です。

3月28日の外為市場は、本邦年度末を意識した国内輸出企業のリパトリが入り、円が買われる展開となりました。

東京時間は、28日が受け渡しベースでスポット取引の本年度末売買最終日にあたることから、本邦輸出企業を中心とした円買いが相場を主導しました。ドル円はやや弱含む82円80銭付近で推移しました。

ロンドン時間では、ドイツ銀行総裁でECBの政策委員会のメンバーでもあるバイトマン氏が、欧州救済基金の拡大が、ユーロ圏債務問題の根本的な解決には至らないと発言。ユーロが対ドルで売られる流れとなりました。

NY時間は、米2月の耐久財受注が発表され、市場予想の3.0%を下回る2.2%の結果に。これを受けドルが売られる展開となりました。一時83円台で推移していたドル円は、82円70銭台まで下落する展開となりました。ユーロ円は、国内輸出企業による円買いに加え、米指標悪化の影響を受けた欧州株下落の煽りを受け下落。111円後半から111円前半に沈む展開となりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】実需の思惑
昨日同様にリパトリによる円買いの動きで、上値が重い展開が続くと思われます。しかし、来季に向けた外貨建て投信の設定や北朝鮮のロケット発射計画による地政学的リスクなどで下値は限定的と見ているようです。
予想レンジ 82.50-83.50

【ユーロ/円】株価に注目
年度末のリパトリや、アジアの株価指数の動向に注視されながらの取引となると思われます。株安の展開やまだまだ燻ぶっているソブリンリスクにユーロ安に振れやすい展開になるのではと、市場は見ているようです。
予想レンジ 109.50-110.80

【豪ドル/円】金利引き下げの思惑
先日のRBAメンバーによる発言で4月に利下げするのではとの思惑で、豪ドルは上げづらい展開になっています。
ただし、市場ではしばらく金利は据え置くと予想しており、上値は重い展開ではありますが、豪ドル/円は84.80の目先のサポートレベルがしっかり保たれるかにかかわってくると思われます。
予想想定レンジ 85.50-87.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:82.95 83.15-20
サポート:82.50-60 82.30

【ユーロ/円】
レジスタンス:110.50 110.90
サポート:109.85-90 109.20

【豪ドル/円】
レジスタンス:86.25 86.50
サポート:85.15-20

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:55 (独)失業率 6.8% 6.8%
★★ 21:30 (米)GDP 3.0% 3.0%
★★ 21:30 (米)個人消費 2.1% 2.1%
21:30 (米)新規失業保険申請件数 35.0万件 34.8万件
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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