昨日の動向

3月 27日 米ドル/円:[始値] 82.818 [高値] 83.381 [安値] 82.643 [終値] 83.129 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 110.611 [高値] 111.237 [安値] 110.345 [終値] 110.699 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 87.255 [高値] 87.553 [安値] 86.880 [終値] 86.912 ※数値はBID値です。

3月27日の外為市場は、米著名レポートにて日本の追加緩和が示唆された事を受けて円売りが伸展しました。

東京時間は序盤、前日NYの株高を背景にリスク許容度の改善から円が対主要通貨で弱含む展開となりました。
その後は仲値にかけて輸出筋の売りに上値を抑えられると方向感なくレンジ内での取引に終始しました。

ロンドン時間はユーログループでの欧州救済基金拡大期待からユーロ/米ドルが一時買われるも、ECB高官からユーロ圏は依然として脆弱とネガティブな発言もあり、上昇分を吐き出す形になりました。

NY時間は米著名レポートにて日銀の追加緩和が必要と示唆され、米/ドルはクロス円の上昇を伴いながら82円台後半から83.40手前まで上昇し、ユーロ/円は111.20付近まで上昇しました。
その後は米株式市場が下げ幅を拡大した事から上値が重く、ポジション調整に終始しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】期末最終受け渡し日
本日28日は期末の最終受け渡し日ということもあり、実需の思惑でぶれやすい展開になると思われます。ただ、基本的な流れは、北朝鮮のミサイル発射による、地政学リスク、日銀による追加金融緩和観測もあり、円売りに向かいやすいと思われます。
想定レンジ 82.50-83.80

【ユーロ/円】EFSFの協議待ち
今週末にEFSFに関する、ユーロ圏財務相協議が控えてることもあって、大きくポジションを傾けずらい展開と思われます。ドイツが前向きな姿勢を示したことで買われたユーロですので、協議前のフライング的なネガティブ発言は下落の可能性があるので注意が必要です。 想定レンジ 109.80-111.00

【豪ドル/円】上値重い
昨日RBAのメンバーが豪ドル高が政策金利の決定に影響を与える発言で、今まではCPIの発表後、物価水準を確認してから政策金利を決定するというのが、定番であったが、同じ資源国であるノルウェーが先行利下げを行ったことや、豪ドル高による景気の後退で、来月利下げがあるのではとの心理的要因が働いて、直近は上値が重くなっているようです。
想定レンジ 85.80-87.20

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:83.10
サポート:82.80-85 82.60

【ユーロ/円】
レジスタンス:110.80 111.25
サポート:110.40

【豪ドル/円】
レジスタンス:86.90-87.00 87.55
サポート:86.15

下記各5分足チャートは、当日 12:20 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 (英)経常収支 -84億ポンド -152億ポンド
★★ 17:30 (英)GDP -0.2% -0.2%
21:30 (独)消費者物価指数 0.3% 0.7%
★★ 21:30 (米)耐久財受注 3.0% -4.0%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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