昨日の動向

3月16日 米ドル/円:[始値] 83.478 [高値] 83.937 [安値] 83.185 [終値] 83.375 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 109.183 [高値] 109.961 [安値] 108.985 [終値] 109.846 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 87.840 [高値] 88.563 [安値] 87.652 [終値] 88.298 ※数値はBID値です。

3月16日の外為市場は、欧州時間に前日の米ドル売りのショートカバーが入るものの、米経済指標の弱さをうけ、米ドル全面安の展開となりました。

米ドル/円は、欧州時間に84円を試す展開となるものの、83.937を高値に、利益確定の売りに押される形で上抜けできず、1月の米CPIコアとミシガン大消費者信頼感指数が、予想を下回る数字に素直にドル売りに反応し、83.185まで下落、ユーロ/ドルも1.30471の安値から1.31854まで上昇しました。ただし、クロス円の買い意欲に連れるかたちとなり、米ドル/円は下げ止まり、ユーロ/円は110円手前の109.961、豪ドル/円は88.563まで上昇し、米ドル/円はやや買い戻され、83.375でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】クロス円に連れ易い
昨日は米経済指標の悪さを受けて、下落しましたが、クロス円での買いに支えられる形となり、83円台は保たれました。オーダー状況は上値は83.75-80、84.15-20は売り、84.05-10はStop(Tiny)、下値は、83.15-20Stop、83.05-10買い、83.00Mix、83円Underは買いが多い様です。
CFTC発表によるIMM通貨先物の取り組みが、42,380枚の売り越しとなり前週から約20,000枚増加し、約5年ぶりの高水準の取り組みとなっっています。
目先のレジスタンス=83.95レベル(昨日の高値)、84.15-20レベル
サポート=83.00-10 82.80レベル
想定レンジ83.10-83.90

【ユーロ/円】上昇基調継続
先週は週末の米CPIやミシガンなどの指標結果が、市場参加者の予想を下回ったことを受けたドル売りの影響で、ユーロドルが1.31ドル後半まで上昇。これを受けてユーロ円も110円付近まで上がっています。米ドル上昇の流れは現在、調整局面に入っており、材料に乏しい本日も引き続きドル買いの調整を受けた上昇基調が継続することが予想されます。
目先のレジスタンス110.20レベル
サポート108.40、107.90レベル
想定レンジ110.50-109.00

【豪ドル/円】堅調な推移
時間足チャートを主体とした短期的なトレンドを見る限りでは、豪ドル円は上昇トレンドの最中にあり、ドル売り調整の流れを受け続けている格好のようです。日足、週足ベースの中長期的な流れにおいてもおよそ1年ぶりの高値水準まで上昇してきており、一時期の調整局面から脱し、中期スタンスでも上昇トレンドが復活してきているものと思われます。本日もドルには米景気後退懸念を背景とした調整売りが予想されることから、豪ドルの上昇局面は継続していくものと思われます。
目先のレジスタンス90.00レベル
サポート87.15レベル
想定レンジ89.50-88.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:83.90-95 83.55-60
サポート:83.25-30 83.15-20

【ユーロ/円】
レジスタンス:110.10-15 109.95-00
サポート:109.65-70 108.95-00

【豪ドル/円】
レジスタンス:88.55-60
サポート:88.05-10 87.65-70

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
18:00 (欧)経常収支(季節調整済み)-1月 - 20億ユーロ
19:00 (欧)建設支出-1月 - +0.3%
23:00 (米)NAHB住宅市場指数-3月 30 29
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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