昨日の動向

3月15日 米ドル/円:[始値] 83.696 [高値] 84.171 [安値] 83.192 [終値] 83.550 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 109.066 [高値] 109.603 [安値] 108.562 [終値] 109.273 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 87.447 [高値] 88.011 [安値] 87.375 [終値] 87.926 ※数値はBID値です。

3月15日の為替市場は、朝方は前日のドル高の流れを受け、米ドル/円は84.171まで上昇したものの、利益確定の売りや、米政府による戦略石油備蓄の放出予測の報(後に否定)により、原油価格が一時的に下落、リスク選好による豪ドル買い、米ドル売りの展開になりました。

欧米市場は米ドル売りの展開を受けて、ユーロドルは1.30306から1.31213まで上昇、米ドル/円も83.192まで下落、その後は石油備蓄放出の報道が否定され、原油、株が反発し短期筋による米ドル買い戻しが入り、米ドル/円は、83.550でクローズしました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】調整売り
昨日はドル買いが一服し、上値で利益確定売りが出た模様。
本日21:30に米国消費者物価指数や22:55にミシガン大学消費者信頼感指数等があり、調整を含んだ反落の可能性がある。また6週間連続上昇トレンドを築いており、下落した場合82.80レベルがサポートとなると思われる。
景気回復・追加緩和期待の後退もあり、下支えがあるため底堅い展開が期待できよう。
目先のレジスタンスは昨日付けた高値付近84.10、84.70レベル
サポートは82.80、82.00レベル(今週の安値付近)
想定レンジ 82.00-84.00

【ユーロ/円】上値が重い展開
ギリシャに対する第2次支援策昨日国際通貨基金(IMF)は、ギリシャに対する第2次支援策の一環として280億ユーロの融資を実施することを承認した事もあり、ユーロは底堅い動きになりそうだ。
また、109.20レベルで高止まりしていることもありユーロ/米ドル次第では、110円を突き抜ける可能性がある。
目先のレジスタンス109.60、110.00レベル
サポート108.50、107.80レベル(3日前の底値)
想定レンジ107.80-110.00

【豪ドル/円】底堅い展開
チャートを週足で見ると、ここ11週間のうち前週の底値を下回る事があまりなく底堅く直近の3週間では上値が重く底堅い展開を示している。金利差の関係次第では88円、90円を目指す展開となりそうだ。
目先のレジスタンス88.00、88.80レベル
サポート86.00(今週の底値付近)、86.50レベル
想定レンジ86.50-88.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:84.15-20 83.80 83.60-65
サポート:83.20-25 83.00-05 82.65-70

【ユーロ/円】
レジスタンス:109.60 109.35-40
サポート:108.75-80 108.55-60

【豪ドル/円】
レジスタンス:88.00-05 87.90-95
サポート:87.60-65 87.35-40

下記各5分足チャートは、当日 11:15 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
19:00 (欧)貿易収支-1月 -30億ユーロ +97億ユーロ
★★★ 21:30 (米)消費者物価指数 +0.2% +0.2%
★★ 22:15 (米)鉱工業生産-2月 0.4% 0.0%
★★ 22:15 (米)設備稼働率-2月 78.8% 78.5%
★★★ 22:55 (米)ミシガン大消費者信頼感指数(速報値) 76.60 75.3
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

経済指標はこちら