【米ドル/円】米ドル/円は一段高
昨日までの動向
2月 24日 米ドル/円:[始値] 79.985[高値] 81.184[安値] 79.925[終値] 81.172 ※数値はBID値です。
2月24日米ドル/円は、陽線引けとなりました。
序盤の東京時間は、前日のNYの流れを引き継ぎ調整色の強い出だしとなりました。
その後、仲値にかけて輸入筋の買いが入り反発に転じると80.50付近まで上昇しました。
米格付け会社による「消費税法案の進展により見通しをネガティブの可能性」との発言も材料視された模様です。
欧米市場も、各国の金融緩和を背景とした株/商品市況高で上値を試す動きが継続しました。
ユーロ円の上昇に後押しされ、米ドル/円は昨年7月8日以来となる81.184レベルまで上昇し、ユーロ/米ドルもキャップされていた1.34を抜けると一気に1.3480近辺まで買われました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
NY時間の調整色が残るも、仲値にかけて反発。80円50銭乗せを達成後も買い気旺盛。
欧米市場概況
【米ドル/円】
欧州時間は週末という事もあり、しずかなレンジ取引の展開。
ただNY後半にかけ、80円50銭と重要な抵抗線(昨年4月高値~10月安値の半値戻し)を抜け底堅く推移している事、またG20を控えている事からショート筋が買戻しを進めた模様。
米国指標も好調な結果となり、依然としてリスク選好モードで米ドル/円は81.172でクローズ。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陽線引けとなりました。
株/商品市況高を受け引き続きリスク選好モード。
欧州序盤は静かな展開だったが、ユーロ/米ドルの1.34乗せにあわせてユーロ円も108円台を示現。
日足ベースでの逆三尊や各テクニカル的なレジスタンスをしっかり抜け、ショート筋の買戻しが加速。
米国経済指標も好調な結果となり円売りに拍車をかけ、ユーロ円は109.17でクローズ。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陽線引けとなりました。
ユーロ円同様、株/商品市況高を受け引き続きリスク選好モード。
東京時間に豪準備銀行総裁の強気な発言を受け、積極的な買いが入る場面も。
イラン情勢の緊迫化から原油など商品へのフローが堅調で豪ドルには追い風。
NY引けにかけ断続的な買いが入り、86.758でクローズ。
本日の展望
【米ドル/円】81.70が山場
依然として円売り優勢で、本日もオープンと同時に上値を試す動きが見られました。
シカゴの短期筋のポジションを見ると、だいぶ円ロング(米ドル/円を売っている状態)が解消され急ピッチに進んだ円安の1つの材料がなくなりつつあります。
上値の目処は昨年4月高値~10月安値の61.8%戻しにあたる81.70レベルが注目です。
朝方試す動きがみられタッチ後は小緩んでいます。
想定レンジ:80.65-81.70
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】逆三尊を上抜け買い継続
先週の流れを引き継ぎ円安継続の展開。
朝方の流動性の薄い時間に110円をトライする場面が見られましたが一旦は失敗しています。
円安地合いは変わらず、調整で緩んだ所を拾う(買う)向きが優勢で下げづらい展開が予想されます。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】イラン情勢緊迫化
クロス円を中心に円を売る地合いが継続しています。
株高やイラン情勢の緊迫化を受けた原油買いなどが、資源国通貨とされる豪ドルの買いを後押ししています。
ただ、マーケットは米ドル/円やユーロ/円のレベルを注視しているので、豪ドルの取引をする際はそれらのレートもあわせて見る必要があります。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆ 】東京時間18:00 (欧)マネーサプライM3 -1月 予想 1.8% 前回 1.6%
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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