【米ドル/円】80円の攻防
昨日までの動向
2月 21日 米ドル/円:[始値] 79.640[高値] 79.848[安値] 79.555[終値] 79.747 ※数値はBID値です。
2月21日米ドル/円は、陽線引けとなりました。
昼過ぎにギリシャ2次支援の合意との報を受けまして、リスクオフの円買いに動くも79.50円を割り込むことなく、海外勢からのドル買いも入り79円後半での取引に終始しました。
欧米市場では、ロンドン早朝にユーロ/円が106円手前まで上昇し、連れる形で米ドル/円も80円を目指しに行く展開となるものの、80円にあるオプショントリガーの防戦売りに合い79.70-80レベルでのせまいレンジで推移し、79.747で引けました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
79.50アンダーでの海外勢短期筋の買い、80円のオプションプロテクトの防戦売りをこなせず、せまいレンジで推移しました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
強いドル買いの動きから80円を何度も試しに行く展開となるものの、80円のオプショントリガーを付けるには至らず、欧米時間も79円後半で推移しました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陽線引けとなりました。
欧州早朝にギリシャ2次支援を盛り込んだEUR買いが見られ、106円手前の105.982レベルまで上昇しました。しかしその後は、ギリシャ支援ネタも尽き、短期筋の売りも出て105.108レベルまで下落し、「ECBによる利下げ見通しの後退」とアメリカの著名レポートから105.865レベルまで買い戻される展開となりました。その後は売り優勢のなか、終始小動きで105.507で引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陰線引けとなりました。
このところ先行して、上昇を続けていましたAUDですが、RBA政策決定議事録の中でインフレ見通しは利下げの余地を与えると、この部分に反応を示しクロス円上昇中でも上げ幅を弱める形となりました。その後はユーロ/円の下落に連れ84.840レベルまで下落しました。その後は85円を挟んで終始小動き、85.009で引けました。
本日の展望
【米ドル/円】80円をうかがう動きが継続
連日の陽線引けでそろそろ調整の売りが出てもおかしくないのですが、売りの材料が無いので下がらないといった展開である為、膠着状態が続くと見られています。マーケットでは80円を付けた後に調整の売りが出るのではとの見方が大勢を占めています。
予想レン79.40-80.15
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】ポジティブの後は…
ギリシャ2次支援合意でEURに対するポジティブな材料は出尽くした感があり、マーケットは新たな材料探しの展開になりそうです。106円台は実需の売りが並んでいるようです。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】調整色が依然色濃い
大きく上昇した後の調整が継続中、昨日のRBAによる利下げ牽制も上値を重くしている展開となっています。
また、AUDクロス取引の通貨で軒並みAUD売りが出ており、全体的に下値の目処を探しているといった展開になっています。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆☆ 】東京時間18:30 (独)BOE議事録
【注目度☆☆ 】東京時間24:00 (米)中古住宅販売個数 -1月 予想 465万件 前回 461万件
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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