【米ドル/円】リスクオフの円買い

昨日までの動向

2月 13日 米ドル/円:[始値] 77.551[高値] 77.770[安値] 77.391[終値] 77.581 ※数値はBID値です。

2月13日米ドル/円は、陽線引けとなりました。
東京市場では、朝方発表されました、実質GDPが市場予想を下回り、米系の短期筋から買いが入り、77.770レベルまで上昇しました。77.80-78.00レベルの売りに上昇を阻まれ、その後は終始小動きに展開しました。

欧米市場では、ギリシャ追加支援への期待感から、リスクオフの円買いに傾斜、米ドル円は一時77.391まで下落しました。その後は米株価の好調さからやや買い戻され77.581レベルで引けました。

米ドル/円 直近の値動きと主なイベント

東京市場概況

【米ドル/円】
実質GDPが市場予想を下回る結果で、77.770レベルまで上昇するも、実需の売りオーダーをこなせず、終始小動きに展開しました。

欧米市場概況

【米ドル/円】
ギリシャ追加支援への期待感から、リスクオフへ。クロス円を含め全面円買いの展開となりました。米ドル円は77.391レベルまで下落し、その後やや買い戻される場面もありましたが、77.581レベルで引けました。

【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陰線引けとなりました。
アジア時間早朝にギリシャ議会が追加財政緊縮策を可決したことから、大幅に上昇しました。EURは欧米時間に一転、ギリシャ向け第二次支援や民間債務交渉の延期に加え、ドイツ財務相が15日のユーロ圏財務相会合での支援慎重姿勢を示したことで、ユーロ円は102.249レベルまで下落しました。その後戻りも無く、102.314レベルで引けました。

【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陽線引けとなりました。
アジア時間早朝のギリシャ議会の可決から大幅上昇後、欧州時間のギリシャネガティブ要因にAUDも下落しましたが、豪ドル/円は、米株価の好調を背景に下げ幅を弱め、朝の安値の82.823レベルを下回ることも無く、83.264レベルで引けました。

本日の展望

【米ドル/円】リスクオフでも

朝方、ヨーロッパ各国で相次ぐ利下げの発表があり、ユーロ/円の売りに連られて、昨日の安値をやや下回る77.354レベルまでが下落しました。77.30-77.20レベルには買いオーダーが並んでいる模様で、上値の売りオーダー77.80-78.00との間で小動きに推移することが予想されます。

米ドル/円 日足チャート

【ユーロ/円】ギリシャ支援で振り回される

朝方、ヨーロッパ諸国の格下げを受けまして、ユーロ/円は102円を割り込み101.810レベルまで下落しました。しかし最近の格付け機関信頼度の低下から、円買いには反応したものの、すぐに買い戻され102円台前半で取引中です。
ギリシャ問題でマーケットは振り回されており、EUR/USDで1.30-1.33のどちらか抜けない限りは、トレンドが見えてこないと、マーケットでは見ているようです。

ユーロ/円 日足チャート

【豪ドル/円】リスク物には反応しやすい

ヨーロッパ諸国の利下げを受けまして、豪ドル/円は83円を割り込み82.923レベルまで下落しました。ギリシャ問題等リスクには敏感に反応する通貨である為、本日も、ギリシャ情勢、株価、中国経済等に注意を払いながらの展開になると思われます。

豪ドル/円 日足チャート

ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>
【注目度☆☆ 】東京時間19:00 (独)ZEW景況感調査    -2月  予想-12.0  前回-21.6
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)小売売上高      -1月  予想 0.7  前回 0.1
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)小売売上高(除自動車)-1月  予想 0.5  前回 -0.2

※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。

 

参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド

当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。