【米ドル/円】リスクの板ばさみで終始小動き
昨日までの動向
2月 10日 米ドル/円:[始値] 77.649[高値] 77.795[安値] 77.507[終値] 77.649 ※数値はBID値です。
2月10日米ドル/円は、ほぼ駒足陽線引けとなりました。
東京市場では、77.60レベルを挟んで終始小動きに展開しました。
欧米市場では、ギリシャの連立与党の一角が第二次支援条件の受け入れ拒否のニュースが伝わると、EURが全面安の展開になり、リスクオフのドル売りとEUR売りに伴う米ドル買戻しの板ばさみで米ドル/円は動きづらい展開となりました。終始小動きのまま77.649レベルで引けました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
5.10日による、米ドル買い需要で77.742レベルまで上昇後、上値を追う展開も無く終始小動きに展開しました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
米国序盤、ギリシャ連立与党の一角が第二次支援条件受入れ拒否の姿勢を示したとのニュースに、EUR売りに拍車がかかり、EUR/USDの売りに伴う米ドル買いで77.795レベルまで上昇しましたが、クロス円の売りに阻まれ、上値を追えない展開となりました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陰線引けとなりました。
ギリシャ連立与党の一角が第二次支援条件受入れ拒否の姿勢を示したとのニュースでEUR全面安の展開となりました。
103円台で推移していたユーロ/円は、102.141まで下落し、その後はやや買い戻され102.453レベルで引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陰線引けとなりました。
10日の日本時間9時30分に発表されました、RBA四半期金融政策声明におきまして、金利は据置きするものの、景気が大幅に悪化した場合はその限りではないとの事や、中国1月輸出入統計で輸入が市場予想を大幅に下回った事で豪ドル/円は83円台を割り込みました。また、欧州時間にはギリシャのニュースでもクロス円の売りに連られる形となり、82.643レベルまで下落しました。その後は米株価が安定的に推移したこともあり、82.882レベルで引けました。
本日の展望
【米ドル/円】GDP発表
本日8時50分に発表されました、日本の4Q実質GDPが発表され、市場予想を下回る数字に、米系の短期筋から米ドル/買いが入り、77.770レベルまで上昇しましたが、77.80~78.00レベルには売りオーダーが並んでいる模様で現状攻めきれずにいます。
トレンドは下げづらい展開だと思います。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】ギリシャ議会法案可決
先週末と一転しギリシャ議会が緊縮財政策法案を可決したことを受け、EURは上昇し、ユーロ/円は102.392レベルから、102.919レベルまで上昇しました。103円台では売り遅れていました。実需筋がオーダーを並べている模様で上値は重い展開ですが、10日発表されました、IMM通貨先物の取組みでEURは依然ショートポジションが膨れており、一定の買戻し余地は残っているとの見方もあります。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】RBA声明
朝方のクロス円の買いに連れられ、83円台に戻して取引中。マーケットでは実質GDPが-2.3%となり、クロス円は日銀による追加金融緩和策を講じるのではとの思惑もあり、上昇の余地を残しているとの見方もあります。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
特になし
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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