【米ドル/円】クロス円の上昇に連られ77円手前まで

昨日までの動向

2月 7日 米ドル/円:[始値] 76.531[高値] 76.958[安値] 76.508[終値] 76.759 ※数値はBID値です。

2月7日米ドル/円は、陽線引けとなりました。
東京市場では、昨年10月31日の大規模介入以降も、11月にも介入を実施していたことが判明し、マーケットでは下げづらい展開になりました。

欧米市場では、EUR/USDの上昇によりユーロ/円が連れる形となり、米ドル/円も同じく、76.958レベルまで上昇しました。

米ドル/円 直近の値動きと主なイベント

東京市場概況

【米ドル/円】
昨年の大規模介入以降も介入を行なっていたことや、豪金利据置き等から、リスクオンに、クロス円が上昇しました。USD売りや実需筋の売りが散見されましたが、下げにくい展開となりました。

欧米市場概況

【米ドル/円】
ドイツ首脳が今週中にギリシャ向け第二次支援協議の実施をした事から、リスクオンの円売りに展開し、76.958まで上昇しました。しかし、77円台にある売りをこなせるまでに至らず、76.759で引けました。
また、バーナンキFRB議長が上院で低金利政策の方針の維持を表明したことも米ドルの上値を抑えました。

【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陽線引けとなりました。
ギリシャ問題の楽観的な見方やスイス国立銀行がEUR/CHFでの1.20台のCHFの上限を死守するとの発言もあり、EURは上昇に転じました。ユーロ/円は101.965レベルまで上昇しました。高値維持のまま101.791レベルで引けました。

【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陽線引けとなりました。
昨日発表されました、豪政策金利が市場予想に反して据置きになった事でマーケットはAUD高に展開、クロス円上昇も重なり、83.179レベルまで上昇しました。その後は83円を挟んで推移し、82.968レベルで引けました。

本日の展望

【米ドル/円】下げづらい

76.50円の謎の買い? 77円より上の実需筋の売りに挟まれ動きづらい展開かと思われます。しかし、円売り基調であるため、どちらかといえば下げにくい展開になるのではないかと言われています。

米ドル/円 日足チャート

【ユーロ/円】円売り基調

EUR/USDが堅調に推移していることで、ユーロ/円も102円台を試す展開になると思われます。ギリシャのデフォルトを見込んでいました、投機筋からのショートカバーで上昇していますが、引き続きギリシャ問題、株価、債券利回りには注意を払いながら取引したいところです。

ユーロ/円 日足チャート

【豪ドル/円】豪堅調

昨日の金利据置きのサプライズから、AUDは堅調に推移すると思われます。多少の戻りは買い意欲が強いようですが、要人発言、中国経済、他国の株価等には気をつけながら取引したいところです。

豪ドル/円 日足チャート

ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>
【注目度☆  】東京時間15:45(スイス)失業率  -12月   予想値3.5%   前回3.3%
【注目度☆  】東京時間16:00(独)  貿易収支  -12月     予想値138億EUR  前回162億EUR

※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。

 

参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド

当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。