【米ドル/円】76.00円レベルは覆面介入が意識される
昨日までの動向
2月 6日 米ドル/円:[始値] 76.61[高値] 76.79[安値] 76.487[終値] 76.529 ※数値はBID値です。
2月6日米ドル/円は、陰線引けとなりました。
東京市場では、先週発表されました米雇用統計好結果の流れ継続で、76.91レベルまで上昇しました。
欧米市場では、米長期債利回りの低下に頭を抑えられる形で、更なる上昇とはならず、76.529で引けました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
アジア時間のドル買いの流れを継続できず、米長期金利の利回り低下やギリシャのデフォルト懸念でのリスク回避の円買いが入り、76.52レベルまで下げるものの、下値も限定的となりそのままのレベルで引けました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
日本時間22時30分発表されました、米雇用統計は失業率8.3%(予想8.5%)、非農業部門雇用者数変化が24.3万人(予想14.5万人)、また、24時発表されました、米ISM非製造業景況指数は56.8(予想53.3)と、どちらも好結果となり、マーケットは完全なリスクオン状態で76.728まで上昇しました。しかし先月のFOMCのスタンスは継続との見方もあり、好結果にもかかわらず大きく上昇するまでに至らず、週末の利益確定もあり、76.549で引けました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陽線引けとなりました。
ギリシャの第二次支援でギリシャ政府が回答期限は6日ではないとの発言からEUR売りに、100.30レベルで推移していました、ユーロ/円は99.842まで下落、対ドルで1.30271まで下落しました。EUR/USDが2月1日の安値がサポートされたことや、ロンドンFIXでドル売り需要もあり、ショートカバーから上昇に転じ、ユーロ/円も連られる形となり、100.50レベルまで上昇し、そのまま100.514で引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陰線引けとなりました。
こちらは、日本時間時に発表されました、豪小売売上高が市場予想を下回った事で、終始軟調に推移しました。
本日の展望
【米ドル/円】覆面介入
本日、10-12の外国為替平衡操作の実施状況が発表され、昨年10月31日の大規模介入以降の11月1-4日にかけて介入していた事がわかり、マーケットでは米国の批判もあるため今後も買い上がりのスタンスではなく、買い支えのスタンスをとると思われるので、76円が意識されるレベルと見ているようです。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】上値は重いが
100円台では実需筋の売りが相変わらず強いようです。しかし、米ドル/円が下値が硬いようで、東京時間の動きは限定的と思われます。欧米時間で対ドルの動きに合わせて推移すると思われます。ギリシャ問題、株価、債券利回り等の動向に注意が必要と思われます。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】RBA政策金利発表
本日12時30分に豪政策金利が発表され現行4.25%の金利から7:3の割合で0.25%の利下げが予想されています。
マーケットでは発表後の声明に注目が集まっており、今回利下げが行われた場合更なる追加利下げについて言及されるかどうか、言及が無ければAUD買いに繋がると見ております。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆ 】東京時間20:00(独)鉱工業生産 -12月 予想値1.0% 前回-4.8%
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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