【米ドル/円】米雇用統計好結果でも上値重い
昨日までの動向
2月 3日 米ドル/円:[始値] 76.202[高値] 76.728[安値] 76.135[終値] 76.549 ※数値はBID値です。
2月3日米ドル/円は、陽線引けとなりました。
東京市場では、米雇用統計を控えて76.135から76.214レベルとせまいレンジで推移しました。
欧米市場でも、米雇用統計発表の好結果を受け、76.636まで上昇し、その後発表された米ISM非製造業景況指数も好結果となり、76.728まで上昇しました。その後は76.80レベルを上抜けするまで至らず、週末でもあり、利益確定の売りも出まして、76.549で引けました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
米雇用統計を控えて76.135から76.214レベルとせまいレンジで推移しました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
日本時間22時30分発表されました、米雇用統計は失業率8.3%(予想8.5%)、非農業部門雇用者数変化が24.3万人(予想14.5万人)、また、24時発表されました、米ISM非製造業景況指数は56.8(予想53.3)と、どちらも好結果となり、マーケットは完全なリスクオン状態で76.728まで上昇しました。しかし先月のFOMCのスタンスは継続との見方もあり、好結果にもかかわらず大きく上昇するまでに至らず、週末の利益確定もあり、76.549で引けました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陽線引けとなりました。
米経済指標の好結果を受けまして、円全面安の展開となり、100.831まで上昇しました。しかし、EUR/USDで発表後1.32台まで上昇後は1.30台まで下落したこともあり、ユーロ/円も上値が重くなり、100.632で引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陽線引けとなりました。
こちらも、米経済指標の好結果から、82.596まで上昇しました。リスク選好通貨である為、戻りも少なく82.434で引けました。
本日の展望
【米ドル/円】動きづらい
雇用統計のサプライズ発表を受けても上値が重く感じられます。雇用関連の改善から下値は切り上がってきてますが、期末に向けての売り需要を考えますと、大きな上昇は考えにくいと思われます。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】実需筋売り待ち
企業の期末要因も重なり、こちらも100円台で売りたい心理的要因が働いているようです。マーケットのリスクオンで円売りの流れではありますが、上値は限定的と思われます。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】小売売上高
本日9時30分に12月の小売売上高が発表され、市場予想の+0.2%に対しまして、-0.1%と悪い結果となりました。
マーケットは素直にAUD売りに反応し、豪ドル/円は82円前半で取引されています。明日のRBAの政策金利発表を控え(予想は0.25%利下げ)動きづらい展開になっています。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆ 】東京時間20:00(独)製造業受注 -12月 予想値1.0% 前回-4.8%
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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