【米ドル/円】米雇用統計発表を控え、76円前半で小動き
昨日までの動向
2月 2日 米ドル/円:[始値] 76.190[高値] 76.231[安値] 76.041[終値] 76.212 ※数値はBID値です。
2月1日米ドル/円は、陽線引けとなりました。
東京市場では、76.19レベルから76.11レベルとせまいレンジで推移しました。期末に向けたリパトリの思惑で上値が抑えられるものの、76円割れレベルでは介入の警戒感もあり非常に動きづらい展開となりました。
欧米市場でも、欧州序盤に昨日同様、76円割れをトライしに行く場面も見られましたが、本日の米雇用統計発表を控え、終始小動きに展開しました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
76.19レベルから76.11レベルとせまいレンジ推移しました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
株価上昇、イタリア、ポルトガル債の利回り低下、新規失業申請件数も下がりリスクオフの展開となりましたが、本日の米雇用統計発表待ちで、全体的に様子見となりました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陰線引けとなりました。
欧州序盤クロス円の売りから、下げに転じていましたが、独中首脳会談で、中国によるIMFを通じてEFSFとEMSへの関与拡大を検討しているとの温家宝首相発言を受けまして上昇し、99.84レベルから100.32レベルまで上昇しました。しかし、ユンケルユーログループ議長による、「ギリシャとPSIの協議はきわめて困難」との発言で99.60レベルまで下落しました。その後は株価上昇、欧州各国の債券の利回り低下等を受けまして、100円台に回復し100.178で引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、ほぼ駒足陰線引けとなりました。
東京市場時間は、貿易収支の好結果を受けて上昇しましたが、前日の高値レベルで頭を抑えられる展開となりました。
対ドルでも、10月27日の高値レベルまで上昇しその後はやや一服しました。前日と変わらないレベル、81.623で引けました。
本日の展望
【米ドル/円】雇用統計待ち
発表までは小動きに展開すると思われます。しかし、オーダーは75円台には買いが厚いようで、76円台は76.50より上は売りが厚く並んでおり、動きづらいのではないかと言われています。ただ、マーケットのセンチメントは下落基調ですので、予想より悪い発表には、注意が必要です。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】本邦勢のリパトリ
期末を控えた本邦投資家によるリパトリで、やはり3桁で売りたいという思惑が働いているようです。スタンスは戻り売りが続くと思われます。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】対ドルでの動き
AUD/USDで1.0750レベルが9月1日、10月27日で頭を抑えられて下落している事から、今回は上抜けられるかが注目されています。
上抜けするようですと、8月1日の高値1.10台が目標になってくると言われています。豪要人は豪ドル高が経済の成長にブレーキがかかるとのコメントも出ており、来週発表されるRBAの政策金利発表に注目が集まってます。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)失業率 -1月 予想値8.5% 前回8.5%
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)非農業部門雇用者数変化 -1月 予想値14.5万人 前回20.0万人
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)民間部門雇用者数変化 -1月 予想値16.3万人 前回37.7万人
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)製造業雇用者数変化 -1月 予想値1.3万人 前回2.3万人
【注目度☆☆☆】東京時間24:00 (米)ISM非製造業景況指数 -1月 予想値53.3 前回52.6
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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