【米ドル/円】76.50円のストップを付け、下値窺う展開へ
昨日までの動向
1月 30日 米ドル/円:[始値] 76.676[高値] 76.768[安値] 76.207[終値] 76.313 ※数値はBID値です。
30日米ドル/円は、陰線引けとなりました。
東京市場では、下値76.50円、上値77.00のオーダーに挟まれ動きづらい展開となりました。
欧米市場では、ポルトガル、米国の債券が売られて、ユーロ/円、ドル円の売りにつながり、米ドル/円は76.207まで下落しました。また、株の下落を受けて、USDと円が買われるリスクオフの相場展開となりました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
【米ドル/円】
下値76.50円、上値77.00のオーダーに挟まれ動きづらい展開となりました。朝からEUR売りが目立ち、ユーロ/円は下げるものの、EUR/USDでもUSDの買いが入り米ドル/円は動きづらい展開となりました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
アジア、ヨーロッパ株の下落を受けて、EUR,AUDが売られ、USDと円が買われるリスクオフの相場展開となりました。
その後、米国長期債の利回りが低下し、米ドル/円も76.207円まで下落しました。
【ユーロ/円】
ユーロ/円は、陰線引けとなりました。
昨年10/17の高値から今年1/13の安値にあたるフィボナッチリトレースメントの38.2%戻しにあたる、1.3245レベルで上値が抑えられたことから、朝からEURが売られる展開になりました。欧州市場でも、株式軟調、「ユーロ圏がリセッションに陥る危機がある」とのスロバキア中銀総裁からの発言、ポルトガル債の利回り上昇などで、99.971円まで下落しました。
その後、米株が持ち直したこともあり、EUR,AUDなどやや買い戻され、100.28円レベルで引けました。
【豪ドル/円】
豪ドル/円は、陰線引けとなりました。
こちらも、EURと同じ動きを見せ、80.50円を割り込む場面も見られましたが、株式の反発を受け80.85円レベルで引けました。
本日の展望
【米ドル/円】76円サポートされるか
昨日に76.50円のストップをつけて、76.21円レベルまで下落したことで、ここ最近の短期筋の米ドル/円ロングが一旦解消された模様で、さらに、76円から下のレベルは買いが並んでいることや、75円台は心理的な介入警戒レベルでもあることから、大きな下攻めは、考えにくいと思われます。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】今度はポルトガル
昨日ポルトガル10年債利回りが17.39%とユーロ発足後最高となり、マーケットはギリシャが終われば次はポルトガルかと、懸念されてきています。本日は昨日の大幅な下げから、一旦は買い戻されやすい展開になると思われますが、日系企業は3月決算期を控え、実需筋は2桁で売るよりも3桁で売りたい、との心理も働いているようで、上値は実需の売りで抑えられやすくなっている模様です。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】80円サポートされるか
やはり、ユーロ/円同様の動きになると思われます。80円前半では押し目買いも入っているようです。しかし、短期筋の投げが出やすいレベルであるため、出方を待ちたいところです。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆ 】東京時間19:00 (EU)失業率 -12月 予想10.4% 前回10.3%
【注目度☆☆ 】東京時間23:45 (米)シカゴ購買部協会景気指数 -1月 予想63.0 前回62.5
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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