【米ドル/円】EURショートカバーで3週間振りの高値更新
昨日までの動向
1月 23日
米ドル/円:[始値]76.951[高値]77.070 [安値]76.863 [終値]77.005 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値]99.088[高値]100.471[安値]99.086 [終値]100.310 ※数値はBID値です。
23日米ドル/円は、陰線、ユーロ/円は陽線引けとなりました。
東京市場では、米ドル/円は77円を挟んでの小動き、材料も無い中、ユーロ/円は先週からのチャート上のギャップを埋めに行く形の展開となりました。
欧米市場では、米ドル/円は米長期債利回りの続伸にもかかわらず、ギリシャ債に対する楽観的見方から、総じてドル売りの流れになり、77円を超えたところで伸び悩み、一方EURは対円で100.50円アラウンド、対ドルでは1.3050アラウンドまで上昇し、3週間振りの高値更新となりました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
東京市場では、中国の旧正月の影響か、方向感も無く77円を挟んで、終始小動きとなりました。
欧米市場概況
【米ドル/円】
米ドル/円は、世界的な株価堅調を背景に米ドル、円が売られやすい展開となり。ユーロ/円の続伸にもかかわらず、東京市場同様に、77円挟んで、小動きの展開となりました。
【ユーロ/円】
欧州時間序盤に中東、ロシアから大量にEUR買いが入り、1.29半ばまで上昇し、さらに欧州救済基金の規模拡大の期待感から、マーケットでは、連日のショートカバーが入り、あっさり1.30台を超える上昇を見せ、1.3050アラウンドまで上昇しました。
ユーロ円は、その動きに連動される形で100.50円手前まで上昇しました。
【豪ドル/円】
豪ドル円は、陽線引けとなりました。
こちらも、ギリシャ債務問題の楽観的な見方からの米ドル売りから、AUDが対ドルで上昇しました。世界的な株高を背景に、選好通貨として、買われやすい展開となっています。対円でも81円台に乗せて引けました。
本日の展望
【米ドル/円】米ドル弱気に?
昨日の米ドル弱気の流れを汲み、マーケットのセンチメントはやや下値を窺う見方が占めています。
明日のFOMCでの声明を控えており、大きく下値を窺うには早計かと思われます。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】楽観論出てますが
欧州救済基金の規模拡大の期待感から、連日上昇を見せているEURですが。ギリシャ債務問題は依然解決されておらず、2月13日の期限(ギリシャ財務省による)までは、下値は限定的ではあるが、更なる上昇には懐疑的な見方も出ています。ユーロ/円も100円をしっかり上回っており、本邦実需筋の出方も気になるところです。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】世界的株高背景に
世界的株高を背景に堅調に推移している豪ドルですが、明日9時30分発表の4Q(10-12月期)消費者物価が悪い内容だと、2月7日には0.25%の利下げが予想される事や、豪経済は中国経済の影響を受けやすいため、対人民元での豪ドル高は1Q(1-3月期)のGDPにも影響を与えるとの見方もあり、豪ドル上昇にブレーキがかかりそうです。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆☆ 】東京時間18:00 (EU)PMI製造業 -1月 予想値N/A 前回 46.9
【注目度☆☆ 】東京時間18:00 (EU)PMIサービス業 -1月 予想値N/A 前回 48.8
【注目度☆ 】東京時間24:00 (米) リッチモンド連銀製造業指数-1月 予想値 5 前回 3
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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