【米ドル/円】EUR大幅上昇後、利益確定の売りで下落

昨日までの動向

1月 20日 米ドル円:[始値]77.077[高値]77.292[安値]76.915[終値]76.962 ※数値はBID値です。

米ドル/円は20日、陰線引けとなりました。

東京市場では、77円台前半で小動き、ユーロ/円の買いに連れ、77.30アラウンドまで上昇を見せるも、本邦実需の売りに、上値を抑えられる展開になりました。

欧米市場では、77円台で推移していましたが、欧州時間終盤にはEURでの利益確定の売りが出た模様で、ユーロ/円の売りに連れ77円を割り込みそのまま、76円後半で引けました。

米ドル/円 直近の値動きと主なイベント

東京市場概況

東京市場では、77円台前半で小動き、ユーロ/円の買いに連れ、77.30アラウンドまで上昇を見せるも、本邦実需の売りに、上値を抑えられる展開になりました。

欧米市場概況

【米ドル/円】
77円台で推移していましたが、欧州時間終盤には利益確定の売りが出た模様で、77円台を割り込み、76円後半へ、その後、77円を回復することもなく、そのまま76円後半で引けました。

【ユーロ/円】
ユーロ円は、陰線引けとなりました。
EURは対円で100.30円アラウンド、対ドルで1.2985アラウンドまで上昇を見せるも、週ベースで2%以上の上昇を見せた事もあり、利益確定の売りが出た模様で、ユーロ/円で約1円程の下落を見せ、99円台半ばで引けました。

【豪ドル/円】
豪ドル円は、陽線引けとなりました。
EURが売られる中、投信等のリアルマネーから、大量の買いが出た模様で他通貨が反落の中、対ドルでは、約2カ月ぶりの1.4050を超える上昇を見せました。豪ドル/円もこの流れに乗り、80.70アラウンドで引けました。

本日の展望

【米ドル/円】海外勢はロングだが

海外勢は積極的に米ドル/円を買ってきている様ですが、77.30アッパーからは実需、個人投資家、投信解約等の売りが大量に並んでいるようです。下値は76.80-85、76.60にはストップも並んでいますが同時に買いも混在してるため、下値は限定的と思われます。

米ドル/円 日足チャート

【ユーロ/円】ギャップ空けてオープン

EURは、週末ギリシャの債券交換の合意がされずに終わったために、オープンから対円で99.10アラウンド、対ドルで1.29台を割り込み、1.2880アラウンドとギャップを空ける展開になりました。欧州財務相会談(23-24日)も開かれるが、ギリシャ債権交換問題は時間がかかりそうで、本日は、ギャップを埋めに行くか、下値の1.2835~1.2795にストップの売りを付けに行くかの、方向感の無い展開になりそうです。

ユーロ/円 日足チャート

【豪ドル/円】生産者物価指数4Q

本日午前9時30分発表の豪生産者物価指数-4Qは前期比ベースで0.3%(予想0.4%)と若干悪い数字を示すものの、マーケットは反応せず。引き続き現状のマーケットでは選好通貨であるため、多少の利益確定が出る可能性もあるが、押し目買いの雰囲気は変わっておりません。

豪ドル/円 日足チャート

ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>
重要な経済指標の発表はありません。

 

参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド

当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。