【米ドル/円】米国雇用関連の好調さを受け77円台へ
昨日までの動向
1月 19日 米ドル円:[始値]76.771[高値]77.290[安値]76.696[終値]77.094 ※数値はBID値です。
米ドル/円は19日、陽線引けとなりました。
東京市場では、材料に乏しく、76円台後半での、狭いレンジ取引に終始しました。
欧米市場では、スペイン債の入札が予想を上回る発行となり、ユーロ/円は99円台へ上昇、また、欧州終盤にショートカバー(買戻し)も入り、100円を付ける場面も見られました。
米ドル/円 直近の値動きと主なイベント
東京市場概況
東京市場では、材料もなく76円台後半で極めて狭いレンジ内で終始。
欧米市場概況
【米ドル/円】
欧米市場では、米新規失業申請件数(予想38.4万件→35.2万件)や、フィラデルフィア連銀指数でヘッドラインは予想より悪かったものの、雇用に関する内容が良く、77.30円アラウンドまで上昇に転じました。しかし、77.30円より上は実需筋の大量のドル売りが並んでおり、依然上値は重い展開が続いています。
【ユーロ/円】
ユーロ円は、陽線引けとなりました。
スペイン債入札の好調さを背景にユーロ買いが加速、99円台をしっかりキープする形で上昇に転じ、その後は99円前半で推移していましたが、欧州終盤にユーロを買い戻す動きと、米/ドル円の上昇がかさなり、一時100円に載せる場面も見られました。
こちらも、100円より上には売りが並んでいるようです。
【豪ドル/円】
豪ドル円は、陽線引けとなりました。
雇用関連は改善したものの、見た目の数字の悪さを背景に、悪材料の中80円を割り込んで推移してましたが、米ドル/円、ユーロ/円の上昇をきっかけに80.50円手前まで上昇を見せる。材料で尽くしの中、米ドル/円と同じ様な動きとなりました。
本日の展望
【米ドル/円】77円をキープ
本邦実需筋の売りが大量にあるようですが、77円割れる展開では、ファンド筋の買いが予想されます。レベルは違えど、この両サイドに挟まれ、日中は狭いレンジ取引となりそうです。
雇用の次は住宅に注目です。24:00の指標は要注意です。
米ドル/円 日足チャート
【ユーロ/円】100円の攻防
連日のユーロ好調さを維持できるか。ユーロ円100~105円は本邦実需筋が売りを待っていたレベルであり、ここからは一本調子の上昇は難しい所です。本日、18:30の英12月小売売上高に注目が集まってます。
この結果次第で、ユーロ/ポンドの取引で大きな動きが見られ、ユーロに影響を及ぼすとも思われます。
ユーロ/円 日足チャート
【豪ドル/円】材料探し
中国経済に大きく左右される通貨であるため、来週からの中国の旧正月を前に、動意薄の展開か。
しかし、中国GDP上昇率の鈍化にも関わらず、数少なくなってきた最上格付け国を背景に、豪ドル債購入による豪ドル買いに支えられている為、下値は限定的と思われます。
豪ドル/円 日足チャート
ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート
本日の主な指標
<欧米市場>
【注目度☆☆ 】東京時間18:30 (英)小売売上高(除自動車/燃料)-12月 予想値0.7% 前回-0.7%
【注目度☆☆ 】東京時間24:00 (米)中古住宅販売件数-12月 予想値5.2% 前回 4.0%
※注目度は☆☆☆が高 ☆☆は中を示します。
参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド
※当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。
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