2001(平成13)年9月11日
米国で同時多発テロ発生、金融市場も大混乱
2001(平成13)年9月11日、米国で旅客機を高層ビルに激突させるなどのテロが相次ぎました。多くの犠牲者が出たことに加え、株式や為替など金融市場は大混乱に陥りました。
犯行はイスラム原理主義と反米を掲げるテロ組織「アルカイダ」によるものでした。ハイジャックされた旅客機2機が乗客ごと、ツインタワーと呼ばれニューヨークの観光名所でもあった世界貿易センタービルの、北棟と南棟に衝突しました。この間わずか20分足らず。航空機がぶつかった衝撃と航空燃料が燃える高温に耐えきれず、貿易センタービルは2棟とも崩壊しました。
米国の軍事政策の中枢部である国防総省ビルには別の旅客機が突入。さらに別の1機では、ハイジャックされた後、乗客が反撃を試みましたが、最終的には墜落し、機体は跡形もないほどでした。
テロ発生を受け、取引時間中の欧州株は全面安となる一方、為替市場ではドル売り・円買いが加速しました。米国では株式などの取引を中止。東京証券取引所では、テロ翌日の12日に限って取引開始を30分遅らせました。
2001年9月11日の日経平均株価終値は
10,292円95銭
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