【米ドル/円】ユーロ円の買いが76円台半ばをサポート

昨日までの動向

1月 17日 米ドル円:[始値]76.751[高値]76.866[安値]76.548[終値]76.818 ※数値はBID値です。

米ドル/円は17日、陽線引けとなりました。

東京市場では、ユーロ買い・ドル売りの流れを受けて、76円台半ばへ下落する動きとなりました。

欧米市場では、ユーロ円の買いに連れて値を戻した後は、76円台後半で小動きとなりました。

米ドル/円 直近の値動きと主なイベント

東京市場概況

東京市場では、76円台後半から半ばへ下落する動きとなりました。
序盤、仲値のドル買いに小幅上昇する場面もありましたが、77円台の売りを前に上値が抑えられると、その後は、中国GDPの市場予想比上振れから対ドルでユーロなどを買い戻す動きに連れて、76円台半ばレベルへ下落する動きとなりました。

欧米市場概況

【米ドル/円】
欧米市場では、76円台半ばの買いオーダーに下値がサポートされる中、独経済指標の改善やスペイン国債入札への需給が見られたことからユーロ円の上昇とともに、76円台後半へ反発する動きとなりました。
しかしその後は材料難から動意に乏しい展開となりました。

【ユーロ/円】
ユーロ円は、陽線引けとなりました。
序盤、ユーロ円での日銀介入警戒感や、スペイン国債やEFSF債入札が好調だったことなどから買いが優勢となり、97円台半ばから98円台前半へ上昇する動きとなりました。
しかしその後は、S&P社が欧州銀行を格下げするとの噂から上値が抑えられ、97円台後半へ下落する動きとなりました。

【豪ドル/円】
豪ドル円は、陽線引けとなりました。
アジア時間に中国のGDPの上振れを好感し79円台後半へ上昇した豪ドル円は、欧州時間に入るとユーロ円の上昇に連れて80円台前半まで上値を拡大する動きとなりました。
しかし80円台では値ごろ感の売りも見られる中、ユーロが値を崩す動きに連れて、小反落してクローズとなりました。

本日の展望

【米ドル/円】介入警戒感

ドル円だけでなく、ユーロ円での介入警戒感が下値をサポートする動きとなっていますが、一方で77円台では実需の売りに上値が抑えられ、値幅の狭い動きとなっています。
対ユーロでドルと円が同方向に動きやすいため、ドル円では方向感で出にくいとの見方のようです。

米ドル/円 日足チャート

【ユーロ/円】反発も戻り売り優勢

97円レベルでサポートたユーロ円は、ポジション調整から反発する動きとなっています。
しかし市場では、債務問題の不透明感から戻り売りとの見方が多いようです。
目先は98円台半ばがレジスタンスで97円台後半がサポートです。

ユーロ/円 日足チャート

【豪ドル/円】80円の攻防

アジア時間での豪ドル買いの流れを受けて、80円台まで上昇したものの、上値を抑えられる動きとなっています。対ユーロでの金利差が豪ドルを下支えするとの見方もあり、対円でも押し目では豪ドル買い興味が出やすいとの声が聞かれます。
目先は80円を上抜けるかどうか注目です。

豪ドル/円 日足チャート

ユーロ/ドル 週足チャート ・日足チャート

本日の主な指標

<欧米市場>

【注目度☆☆☆】東京時間18:30 (英)失業率-12月 予想値5.0% 前回5.0%
【注目度☆☆☆】東京時間22:30 (米)生産者物価指数-12月(前年比) 予想値5.1% 前回5.7%
【注目度☆☆ 】東京時間22:30 (米)生産者物価指数-12月 予想値0.1% 前回0.3%
【注目度☆☆ 】東京時間23:15 (米)鉱工業生産-12月 予想値0.5% 前回-0.2%

など

 

参考 一目均衡表の見方については下記をご参照ください。
楽天FXビギナーズガイド

当レポート掲載時間:当日13時頃~翌日正午12時頃まで、当日最新版は13時頃に更新いたします。