1965(昭和40)年8月19日
現職首相、初の戦後沖縄訪問
1965(昭和40)年8月19日、佐藤栄作首相が米国統治下にあった沖縄を訪問しました。現職の首相として初めてです。
佐藤首相は1964年11月9日から1972年7月7日まで2,798日、内閣総理大臣の座にありました。在任期間は戦後最長。明治から大正にかけて活躍した桂太郎首相の2,886日に次いで歴代2位の在任期間です。
佐藤首相は那覇空港に降り立ち、「沖縄の祖国復帰が実現せずには、わが国の戦後は終わらない」と述べ、沖縄返還に強い意欲を表明しました。1972年5月15日に沖縄が本土に復帰したほか、これより前の1968年6月26日に小笠原諸島の返還も実現させています。
佐藤氏は核兵器を作らない、持たない、持ち込ませないの「非核3原則」を提唱。アジアの平和に貢献した功績からノーベル平和賞を受賞しています。日米繊維摩擦の解決や日韓基本条約の批准などでも手腕を発揮。一方、「黒い霧事件」など不祥事もあり、マスコミ嫌いでも有名でした。
1965年8月19日の日経平均株価終値は
1,168円62銭
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