昨日(2016年08月09日)の動向

この日102円台半ばでスタートした米ドル/円は、102円台前半での取引をしばらく続けましたが、徐々にドル売りが優勢になると、NY時間には当日安値となる101.79円まで下落。終値は101.913円(前日比-0.58円)、高値は東京時間につけた102.53円でした。

先週金曜日の米雇用統計は、予想を上回る強さだったものの、FEDに9月の利上げを促すほどのインパクトはなかったというのが市場の見方です。日米金利差の拡大予想の一方で、金利上昇による株価下落を避けられたという点で、金利と株価に連動しやすい米ドル/円にとっては、ある意味、最良の結果だったといえます。とはいえ、雇用統計後の米ドル/円の上値は102.65円までと限定的で、積極的なドル買い・円売りにはつながっていないようです。

BOEの利下げと、米雇用統計後の全体的なドル買いの流れで、上値の重いポンド/ドルは、7/12以来の1.300ドル割れとなりました。
ポンド/円も、米ドル/円がやや円高に振れたこともあって、133円台後半から132.09円までやや大きく下落しました。

RBNZは、明日(11日)の会合において。政策金利であるOCRを2.25%から過去最低の2.00%に引き下げるとみられています。またそれにとどまらず、RBNZは次回以降も再利下げする可能性が高く、一部には、今回50ポイント利下げするとの予想もでています。

2016年08月09日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 102.408 102.532 101.793 101.870
ユーロ/円 113.513 113.626 113.032 113.244
豪ドル/円 78.356 78.502 78.013 78.124

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2016年08月10日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは102.83円(2016年08月02日高値圏)、サポートは 100.51円(2016年07月11日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.83 105.53 100.51 99.90

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは114.82円(2016年08月02日高値圏)、サポートは 112.31円(2016年08月05日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1161ドル(2016年08月05日高値圏)、サポートは 1.0951ドル(2016年07月25日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 114.82 116.85 112.31 111.07

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは79.74円(2016年07月25日高値圏)、サポートは 77.13円(2016年08月05日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 79.74 80.98 77.13 76.49

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2016年08月10日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2016年08月10日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 27:00 (米) 7月月次財政収支 -1150億ドル 63億ドル
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します