今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは146.80円
↓下値メドは146.20円
中立金利:利上げしてもインフレが高いのは、中央銀行が考えるより中立金利が高い可能性
米インフレ:目標値に戻るのは2026年後半。FRBは数年間引締め政策を維持する必要
米失業率:NY連銀総裁「インフレ目標2%達成には失業率が4%に上昇する必要」
豪住宅ローン:豪家庭の返済比率は188%。日本の30%前後に比べ異常に高い
トルコリラ:トルコ中銀、直接為替介入を準備
市況
ドル/円は146.74円まで上昇して昨年11月以来の高値を更新した。先週行われたジャクソンホール会議では、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が、追加利上げの可能性を示す一方で、日銀の植田総裁が緩和政策継続の正当性を主張した。日米金利差の拡大が改めて意識されるなかで円安が進んでいる。ただ、さすがにこの水準では高値警戒感もあり、上昇スピードは鈍っている。
2023年171営業日目のドル/円は、前日比小幅「円安」。24時間の値幅は0.47円。
8月28日(月曜)、週明け146.39円からスタート。東京時間夕方に146.27円まで下げたが下値は堅い。未明には先週金曜日の高値(146.63円)を抜いて146.74円まで上昇した。強さを保ったまま、終値は146.53円(前日比+0.08円)。ロンドン市場休場のため値幅は狭かった。
レジスタンス:
146.74円(08/29)
146.80円(22/11/09)
146.94円(22/11/08)
サポート:
146.27円(08/29)
145.72円(08/25)
144.60円(08/24)
144.53円(08/23)
2023年 ドル/円 データ
2023年 騰落表
今日の為替ウォーキング
今日の一言
失敗したくない」と思うと、直感力は鈍り、むしろ間違った判断をしてしまいやすくなる。
「失敗しても大丈夫」と鷹揚に構えていれば、直感力を活かしてよりよい判断をしやすくなる。
Abra Cadabra
パウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演に対するマーケットの第一印象は、「ハト派」的だった。
FRBは、ここ数カ月のインフレ率が下落していることもあって、今後の利上げについてはより慎重に進めようと強く意識している。利上げの累積効果が米経済にどのように反映されるかを見極めるモードに切り替えたようだ。パウエルFRB議長はデータ重視の姿勢を強調したが、9月か11月に利上げがあるかどうかは明示しなかった。
とはいえ、全体的なメッセージは依然として「タカ派」的だった。FRBは、インフレ目標2%を強引に達成する代償の大きさを考えたなら、3%を下回ればそれでよしとする考えに傾きはじめた、そうマーケットは考えていたのだが、ジャクソンホールの講演でパウエル議長はこの考えを強く否定した。
インフレ目標の修正はFRBの信頼に関わる問題であり、またマーケットの利下げ期待をけん制するには強気な発言を続けなくてはいけないという事情もあるが、それを差し引いても、利上げが終了したと決めるのはまだ早いようだ。
パウエル議長は、最近のインフレ低下を示す経済データはまだ始まりに過ぎず、インフレ率が持続的に「2%に戻る」ことを確実にするために、必要な限り、金融引き締めを維持するつもりだと強調した。さらに、インフレ率はピークからは下がってきているが「なお高過ぎる」と指摘し、必要と判断すれば追加利上げに動く用意があると述べた。
今週の注目経済指標
今日の注目テクニカルレベル
タイムゾーン 分析
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