今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは142.25

 ↓下値メドは140.95円 

ドル:ドラッケンミラー氏「ドルショートこそ唯一確実なトレード」
米地銀:融資引締めの影響は、今年第3、第4四半期に表面化する
米地銀:米地銀の米中小企業向け融資は銀行全体の45%を占める
日銀:植田総裁「インフレは年内に終息する」
便乗値上げ:企業の便乗値上げの第1のルールは「便乗値上げであることを隠すこと」

市況

 ドル/円は一時142円台まで円安が進んだ。先週の日米欧の金融政策会合で改めて確認された金融引き締めスタンスを維持するFRB(米連邦準備制度理事会)と大量緩和政策に固執する日本銀行との政策かい離が円安相場をつくっている。ただ今夜のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言を控えて海外市場では円高に動いた。

 6月20日(火曜)のドル/円は、前日比「円高」。24時間の値幅は1.04円。 

 2023年122営業日目は141.90円からスタート。東京時間昼前までに142円を上抜けすると142.25円まで上昇して昨年11月以来の高値を更新した。しかし、急ピッチな円安に対する当局の介入警戒感もあって海外市場では141円まで押し戻され、未明には141.21円まで下落した。終値は141.45円(前日比▲0.54円)。

 パウエルFRB議長は今夜、半期に一度の金融政策報告に関する議会証言を行う。FOMC(米連邦公開市場委員会)会合の直後だけに注目が集まる。

 2023年6月の会合でFOMCは、主要政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの誘導目標を5.00-5.25%で据え置いた。2022年3月からの10会合連続利上げがついに止まった。FOMCは利上げを再開する可能性が高いとのシグナルも発しているが、これは利上げサイクルの「終わりの始まり」との見方も増えている。

 パウエルFRB議長は「労働市場は異常に過熱している」と記者会見で懸念を示した。では、なぜ今回利上げを見送ったのか。パウエルFRB議長が明日の議会証言で、言っていることとやっていることの矛盾をどう説明するか注目される。

 今週はSNB(スイス中銀)、BOE(イングランド銀行)、新興国ではトルコ中銀とメキシコ中銀が政策会合を持つ。

レジスタンス:
142.25円(06/20)
142.25円(22/11/21)
142.48円(22/11/11)

サポート:
141.21円(06/20)
139.85円(06/16)
139.28円(06/14)

2023年 ドル/円 データ

出所:楽天証券作成

2023年 ユーロ/ドル データ

出所:楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成

今日の為替ウォーキング

今日の一言

毎日少なくとも1回、何か小さなことを断念しなければ、毎日は下手に使われ、翌日も駄目になるおそれがある – ニーチェ

Honesty

 2023年6月の会合でFOMCは、主要政策金利であるFF(フェデラルファンド)レートの誘導目標を5.00-5.25%で据え置いた。2022年3月から連続してきた利上げが、11会合目にして初めて見送られたことになる。

 しかし、FOMCは利上げを再開する可能性が高いとのシグナルも発している。利上げサイクルが終了したと判断するのはまだ早いようだ。なぜなら、FOMC参加者による2023年末のFF金利の予想中央値は、5.125%から5.625%に引き上げられているからだ。ドットチャートは、年内あと2回(0.25 x 2)の利上げを示している。利上げなし、年末まで現行の5.125%を予想するメンバーわずか2名の少数派だ。

 パウエルFRB議長は、今回の決定は利上げサイクルのなかでの調整であり、最終到達レートを引き下げたのではないと答えている。そのうえで次回7月は経済データを元に利上げをするかどうかを判断する「ライブ」であると説明した。

 パウエルFRB議長は「労働市場は異常に過熱している」と懸念を示す。FOMCメンバーの金利見通しの上方修正とは失業率の見通しの下方修正はセットである。

 雇用市場は強く、インフレ率はFRBの目標の2倍以上の水準で高止まった状態で、FOMCメンバーの多くはFF金利をあと0.50%引き上げなくてはいけないと考えている。

 しかし、それほど必要ならば、なぜ6月は利上げを見送ったのか。パウエルFRB議長は、今夜の議会証言で、言っていることとやっていることの矛盾をどう説明するか注目されている。

今週の注目経済指標

出所:楽天証券作成

今日の注目テクニカルレベル

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チャートの形状

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