今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは140.70円
↓下値メドは139.15円
銀行破綻:ソーシャルメディアが預金流出を促し、デジタルバンキングがそれを加速させる
FRB:ダドリー前NY連銀総裁「FEDはもっと早くに引き締めるべきだった」
小麦余剰:EU、ウクライナ産穀物の中東欧流入制限へ:価格が割安なことから競争力で劣る地元の穀物生産農家が痛手を受ける事態が発生
FRB:NY連銀総裁:6月利上げは状況を鑑みて判断
ECB:クノット理事:ECBはまだ利上げが足りない
市況
6月7日(水曜)のドル/円は、前日比「円安」。
24時間のレンジは139.00円から140.25円。値幅は1.25円。
2023年113営業日目は139.61円からスタート。
東京時間夜遅くに安値 139.00円まで下げて安値をつけたるが、その後は大きく反発。2営業日ぶりに140円にのせると、明け方には140.25円まで上値をのばした。140円台を維持したまま終値は140.19円(前日比+0.52円)。
レジスタンス:
140.25円(06/07)
140.45円(06/05)
140.93円(05/30)
サポート:
139.75円(200時間移動平均)
139.00円(06/07)
138.42円(06/01)
RBA(豪準備銀行)に続いて、この日はBoc(カナダ中銀)も利上げを決定した。どちらの中央銀行も、4月時点では、利上げ終了宣言をしたのだが、その後もインフレ上昇が止まらず、金融引き締めを再開することになった。FRB(米連邦準備制度理事会)が、来週FOMC(米連邦公開市場委員会)会合で利上げを見送ることで逆に7月利上げ確率が高まったとして、米長期金利が上昇、ドル買いにつながった。
トルコの新財務相に就任したシムシェキ氏は「オーソドックスな経済政策への回帰を示唆」した。エルドアン大統領がこれまで仕切ってきた、実質マイナス金利を放置する一方でトルコリラを買い支える介入を行うといった非通常金融政策からの転換を意味する。ところがトルコのドル需要は強く、介入がないことが逆にトルコリラ売りを誘発している。
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
平気で人生を1時間ムダにする人は、人生の価値をまだ知らないのだ
Rule The World
日銀は、早ければ7月の会合でYCC(イールドカーブ・コントロール)政策を修正して円金利の上昇を容認するとの予想がでている。しかし円相場はほとんど反応していない。4月の日銀会合でデビューした植田総裁は、マーケットすると「期待外れ」で、日銀は監視対象から外されたままになっている。
マーケットの注目は、FOMC(米連邦公開市場委員会)が、利上げを終了するのか、それともしないのかということだ。1年間で5.00%以上の急激かつ大幅な利上げによって、米地銀が破綻するなど金融システムに悪影響も出始めている。FOMCメンバーのなかでも、いったん小休止して累積効果を測定するべきだという意見もあり、6月はいったん見送りして、それでもインフレが収まる様子がなければ、7月に再び利上げするというシナリオに傾いているようだ。
しかし、今月6月の利上げもまだゼロではない。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、6月のFOMCで利上げか据え置きかは「五分五分」とし、「6月に1回停止したとしても、それで終わりという合図を出さないことが重要」と述べている。
しかし、いずれにしても米利上げサイクルが終了に近づいていることは確かである。これからのテーマは、「高さ」より「長さ」、つまり「長期間にわたる高金利」がどれだけ続くのかということになる。
FOMC参加者は、少なくとも今年いっぱいは高金利を維持する考えを持っているようだ。FF金利予想(ドットチャート)によると、2023年末の中心値は5.125%。現在のFF金利の中心値も、5月の0.25%利上げで同じく5.125%まで引き上げられた。
ドットチャートの予想に従うならば、利上げサイクルは5月ですでに完了したことになる。6月は利上げ「見送り」ではなく「休止」で、再利上げというカードをちらつかせつつ、できればそのまま「終了」にもっていきたい。
次にFRBが動く時は、利上げではなく「利下げ」だ。最後の利上げから次の最初の利下げまでの期間は平均約6ヵ月間というのがFRBのパターンである。年末まで金利を据え置いたあと、来年1月から利下げサイクルに入るというのは、ドットチャートの予想にも合致する。
利上げは、米金利上昇、他国との金利差拡大という意味ではドル高。利下げはその反対で「ドル安要因といわれる。しかし、利下げで米国のリセッションが回避される可能性が高まるという意味では、利下げは「ドル高」要因になる。
今週の注目経済指標
今日の注目テクニカルレベル
ヒートマップ分析(円ベース、ドルベース)
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