昨日(2016年12月08日)の動向
ECBはこの日の会合で、資産購入期間を来年3月から12月まで9ヵ月間延長する一方、購入額については来年4月から毎月600億ユーロに減らすことを発表しました。全体の印象としては、ハト派とタカ派の妥協を図ったような内容でした。
ECB発表直後のユーロ/ドルは、資産購入の減額というタカ派的側面に反応して1.0871ドルまで急上昇。しかし、その後のドラギ総裁の会見から、総裁自身を含めECB理事の多数はハト派的スタンスであることがわかると、1.0597ドルまで急反転しました。ユーロ/円も、123.33円まで上昇後、NY時間の引けにかけて120.90円まで反落。
一方、米ドル/円は底固いものの、114円台半ばからの重さは相変わらず。東京時間に113.12円まで売られましたが、ECB後の全般的なドル買いや米長期金利の上昇で114.37円まで戻しました。終値は114.018円(前日比+0.26円)。
2016年12月08日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 113.748 | 114.370 | 113.120 | 114.018 |
ユーロ/円 | 122.326 | 123.338 | 120.909 | 121.012 |
豪ドル/円 | 85.036 | 85.271 | 84.791 | 85.077 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2016年12月09日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは114.90円(2016年02月16日高値圏)、サポートは 112.84円(2016年12月05日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 114.90 | 115.85 | 112.84 | 112.05 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは123.34円(2016年12月08日高値圏)、サポートは 118.68円(2016年12月05日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0872ドル(2016年12月08日高値圏)、サポートは 1.0503ドル(2016年12月05日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 123.34 | 124.64 | 118.68 | 118.49 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは85.55円(2016年12月05日高値圏)、サポートは 84.57円(2016年12月06日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 85.55 | 86.70 | 84.57 | 83.76 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2016年12月09日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2016年12月09日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 24:00 | (米) 12月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 | 94.5 | 93.8 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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