昨日(2017年01月18日)の動向
この日の米ドル/円は大きく反発。昨日の激しいドル売りの動きは影を潜め、ドル買いが優勢になりました。
米ドル/円は、東京時間朝の112.57円を安値に、欧州時間までに113円台を回復。しばらく揉み合いを続けましたが、イエレン議長の発言をきっかけにドル買いが加速すると114.76円まで急上昇しました。
イエレン議長は、「米経済は完全雇用に近づき、インフレ率は目標とする2%に向かっている」として、「緩やかな利上げは理にかなう」と指摘。利上げを待ちすぎることのほうが、米経済にとってリスクは高いとして、これまでのイエレン議長の慎重な立場からやや強気に変わりました。米ドル/円の終値は114.633円(前日比+2.02円)で、前日の下げ以上の反発。
一方ユーロ/ドルは、日中高値の1.0714ドルから引けにかけて1.0627ドルまで下落。
本日はECB会合が開かれます。欧州の最近の景気指標やインフレ指標は強さを示しているものの、ECBは当面の間、現状維持と見られています。一方で、量的緩和の縮小を主張するECB内部のタカ派の勢いも強まっているため、今後の政策方向をめぐってドラギ総裁の会見に注目が集まっています。
2017年01月18日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 112.568 | 114.761 | 112.540 | 114.633 |
ユーロ/円 | 120.591 | 121.988 | 120.565 | 121.847 |
豪ドル/円 | 85.139 | 86.142 | 85.043 | 86.026 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年01月19日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは115.52円(2017年01月12日高値圏)、サポートは 112.05円(2016年11月28日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 114.48 | 115.52 | 112.05 | 111.36 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは122.42円(2017年01月13日高値圏)、サポートは 120.54円(2017年01月17日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0872ドル(2016年12月08日高値圏)、サポートは 1.0570ドル(2017年01月12日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 122.42 | 122.94 | 120.54 | 118.68 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは86.28円(2017年01月13日高値圏)、サポートは 84.55円(2017年01月05日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 86.28 | 87.14 | 84.55 | 84.00 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年01月19日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年01月19日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 21:45 | (欧) 欧州中央銀行(ECB)政策金利 | 0.00% | 0.00% |
★★★ | 22:30 | (欧) ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見 | - | - |
★★ | 22:30 | (米) 12月住宅着工件数(前月比) | 9.0% | -18.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。