今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは135.45円
↓下値メドは134.65円
インフレ:便乗値上げをやめさせるためにソーシャルメディアが果たすべき役割は大きい
インフレ:便乗値上げのインフレに、利上げによる失業率の上昇で対応するのは効果的ではない
デフレ:銀行の貸出し基準の厳格化による景気後退で、ディスインフレは瞬く間にやってくる
ラガルドECB総裁:価格の安定と金融システムの安定は両立できる
英インフレ:生鮮食品が前年比18%上昇
市況
5月8日(月曜)GW明けのドル/円は「円安」。
1日のレンジは134.64円から135.30円。値幅は0.65円。
ドル/円はこの日135円台前半まで上昇したものの、その後は134円台後半でもみ合う展開となった。
2023年91営業日目は134.86円からスタート。東京時間朝に135円台にのせ、135.30円まで上昇してこの日の高値をつけた。しかしその後は押し戻されて夕方に134.64円まで下げた。その後はレンジ取引が続き、終値は135.11円(前日比+0.27円)。
先週金曜日に発表された4月の米雇用統計が予想を上回る堅調な内容だったことで、米リセッション懸念が後退し、リスク回避の流れが一服したことがドルを支えている。その一方で、米地銀倒産や債務上限問題などの懸念材料がくすぶり、上値も重い状況が続く。
FRB(米連邦準備制度理事会)は先週のFOMC(米連邦公開市場委員会)において、0.25%の利上げを決め、利上げが打ち止めになる可能性を示唆した。しかし、4月雇用統計では平均労働賃金が予想に反して上昇していることが確認されたことで、マーケットでは次回6月の再利上げの確率が高まっている。今週の米4月CPI(消費者物価指数)が、利上げ継続か見送りかの重要な判断材料となるだろう。また米連銀総裁の発言にも注意したい。
市況チャート
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
When in trouble, double(困ったときは非常に面倒なことになる)
熱が満足されるもの以外に使う時間を減らそう -スティーブ・ジョブズ
Never Really Over
米4月雇用統計レビュー
米労働省労働統計局(BLS)が5月5日に発表した4月の雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数)が25.3人増えて、予想(+17.8万人)を大きく超える結果となった。部門別では教育や公共医療サービスの雇用が大きく増えた半面、これまで何カ月も雇用増のけん引役となっていた、ホテル、観光部門やレジャー部門は急減した。
失業率は3.4%で、前月より0.1ポイント低下した。過去50年間で最も低い水準で、働きたい人がほぼ全員仕事に就くことができる「完全雇用」に達しているといわれる。失業率は2022年3月以来、失業率は3.4%から3.7%のレンジで推移している。
平均労働賃金は、前月比+0.5%、前年比+4.4%。2022年3月の5.6%をピークとして緩やかな下降傾向が続いてきたが、2023年になってからは4.4%前後で下げ止まっている。
19歳以上の米国人口のうち、働く意欲がある人の割合を示す「労働参加率」は62.6%で、前月比横ばい。
米労働省が5月2日発表した3月のJOLTS(雇用動態調査)は、求人件数が38.4万件減り959万件となり、2021年4月以来の低水準となった。減少は3カ月連続。労働市場の過剰需要が収まりつつあることを示し、FRBの金融引締めの成果が表れたといえる。ただし歴史的な基準から見れば労働市場は依然として引き締まった状態にある。
今週の注目経済指標
今日の注目テクニカルレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)
タイムゾーン 分析
主要通貨ペアの1時間単位の最大変動幅をパーセント表示したグラフ。
今月どの通貨ペアが、どの時間帯にいちばん動いたのかを知ることができます(方向は考慮しません)。
米指標発表の時間帯は、全ての通貨の値幅が1日で最も大きくなる傾向であることがわかります。
先週1時間単位の値幅が最も大きかったのは豪ドル。RBA(豪準備銀行)が政策金利据え置き予想に対して利上げを実施したことが原因でした。
本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。