2023年4月時点の保有額:10万3,834円

 4月は久しぶりにインド株式が好調で、また米国のハイテク株の騰勢が一段落し、幅広いタイプの銘柄が上昇しました。運用益は+1,729円で、獲得した楽天ポイントのうち、投資可能なポイントは2万29ポイントです(一部ポイントは前月の獲得分として今月反映)。

 5月以降はFRB(米連邦準備制度理事会)の利上げ停止期間に突入する可能性があります。5月3日の発表では2006年の利上げ停止時をほうふつとさせる表現が利用されました。S&P500種指数は過去8回の金融引き締めサイクルで、最後の利上げから1年後のパフォーマンスが平均+13%です。

 ただ、利上げ停止期間がしばらく続いた後は、株価暴落が発生することが多いので、現時点では、今年後半~来年半ばまでは強気、その後は要警戒というスタンスです。

 もし2024~2025年に株価の暴落があれば、その後2020年代後半にかけてAIバブルが発生する可能性を想定しています。

2023年4月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

 4月は日本株、米国株、インド株、全世界関連の投資信託を購入しました。日本株に関しては、鉄鋼株L・グロースなどのロング・ショートのアンワインドが発生したような節があり、バリュー日本株関連投信を短期的な逆張りで購入しました。

2023年4月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

 4月の米国株はグロース株の上昇が一服し、バリュー株が優位となりました。その他の地域はマチマチとなっています。今年の後半、米国株は主要指数、日本株はバリュー株関連が手堅いのではと考えています。なお、ポイントは4月30日(日)に付与されたものであり、下落を予想して温存しているわけではなく、5月早々に投資する予定です。

2023年4月の保有投資信託~騰落率ベスト10

 2023年4月1日から4月30日までに新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。

 NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は、国債や社債以外の株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(リート:不動産投資信託)など、全て購入できるので、[つみたてNISA]で購入できるもの、[iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)]で購入できるものに、それぞれマークを付けています。ご参考ください!

*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。

1位:新生 UTIインドファンド

騰落率:5.86%

どんなファンド?:成長性の高いインド株式に投資するファンド。組み入れ上位銘柄は、LTIマインドツリー(LTIとマインドツリー[いずれもインドのテクノロジー大手企業]が2022年に合併統合したITサービス企業)、ICICI銀行(インド民間銀行大手)、バジャジ・ファイナンス(インドの金融サービス会社)、HDFC銀行(インドの民間銀行大手)、インフォシス(インドのデジタルサービス大手)、コタック・マヒンドラ銀行(インドの銀行および金融サービス会社)、アベニュー・スーパーマーツ(インドのスーパーマーケット大手)、インフォエッジ・インディア(インドのITコンサルティング大手)、ハウジング・ディベロップメント・ファイナンス・コープ(インドの住宅金融大手)、コフォージ(インドのITコンサルティング・ソフトウエアサービス大手)です。    

まつのすけコメント:4月はインド株式が大きく反発しました。人口世界一が中国からインドになり、今後数十年は有望な国であることは間違いありません。PER(株価収益率)はさほど割安ではありませんが、投資したい国の一つです。    

2位:イーストスプリング・インド・インフラ株式ファンド

騰落率:5.82%    

どんなファンド?:主にインドの金融商品取引所に上場するインフラ関連株式に投資する投資信託です。為替ヘッジは行わないので、インド・ルピーなどに対して、円安になると基準価額にプラスになり、逆に円高になるとマイナスになります。    

まつのすけコメント:ほぼ確実に成長が続くと考えられるインドのインフラ関連株式に投資しているのが魅力的です。組み入れ上位銘柄は、ウルトラ・テック・セメント(インドのセメント関連大手)、リライアンス・インダストリーズ(インドの富豪が筆頭株主のインド最大のコングロマリット)、ICICI銀行、ラーセン&トゥブロ(インドの建設大手)、アクシス銀行(インドの民間銀行大手)、ブリゲード・エンタープライズ(インドの不動産開発会社大手)、タタ・スチール(インドの財閥グループの鉄鋼メーカー)、バジャジ・ファイナンス、インド・コンテナ(インドの鉄道輸送サービス)、フェニックス・ミルズ(インドのショッピングモール開発大手)です。    

3位:iFreeNEXT インド株インデックス

騰落率:5.12%    

どんなファンド?:*Nifty50指数(配当込み、円ベース)の動きに連動させることをめざしているインデックス投信です。インド関連の投資信託の中では、信託報酬がリーズナブルなのがメリットとなります。原則として為替ヘッジはありません。    

まつのすけコメント:2023年3月から運用を開始した投資信託です。2020年代後半~2030年はインドの時代になり、他の国をアウトパフォームする可能性があると考えています。個人的には楽天カードや楽天キャッシュでの積み立てにも良い投信だと考えています。    

*Nifty50指数とは…インド・ナショナル証券取引所(NSE:National Stock Exchange of India)に上場する銘柄のうち50銘柄を平均した主要株価指数。

4位:イーストスプリング・インド消費関連ファンド

騰落率:4.86%    

どんなファンド?:主にインドの金融商品取引所に上場する消費関連株式に投資する投資信託です。人口が増加しているインドは、消費生活関連の企業利益は着実に伸びることが期待できます。    

まつのすけコメント:消費生活関連銘柄は、利上げ局面ではハイテク株よりは安心感があります。組み入れ上位銘柄は、マヒンドラ・マヒンドラ(インドのコングロマリットの一つ、マヒンドラグループの中核となる自動車製造企業大手)、ICICI銀行、アクシス銀行、バジャジ・ファイナンス、ITC(インドのタバコ企業大手)、インターグローブ・アビエーション(インドの航空会社大手)、マルチ・スズキ・インディア(日本の自動車メーカー、スズキのインドにおける乗用車生産販売子会社)、PVR(インドでシネマコンプレックスを運営している映画運営会社大手)、バルティ・エアテルマ(携帯電話を中心とするインドの電気通信事業者)などです。    

5位:iFreeレバレッジ S&P500

騰落率:4.18%

どんなファンド?:日々の基準価額の値動きがS&P500(米ドルベース)の2倍程度となることを目指している投資信託です。S&P500の組入上位銘柄は、アップル、マイクロソフト、アルファベット(Google)、Amazon、エヌビディア(米国の半導体メーカー大手)、テスラ、バークシャー・ハサウェイ(ウォーレン・バフェットが会長兼CEOを務める持ち株会社)、メタ・プラットフォームズ(旧Facebook、米国籍のグローバルIT企業大手)、エクソン・モービル(米国のエネルギー会社大手)、ユナイテッドヘルス・グループ(米国の医療保険会社大手)です。

まつのすけコメント:S&P500は3月にハイテク株のウエートを下げて、金融株のウエートを上げたことが4月はマイナスになってしまいました。しかし、FRBが利上げ停止すると思われる2023年後半~2024年前半は紆余曲折ありつつも上昇すると考えています。

6位以下はこちら!

6位:高成長インド・中型株式ファンド(年1回決算型)    

7位:ブラックロック USベーシック・バリュー・オープン    

8位:iFree NYダウ・インデックス[つみたてNISA可]    

9位:アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)    

10位:野村インデックスファンド・米国株式配当貴族(Funds-iフォーカス米国株式配当貴族)[つみたてNISA可]

まつのすけ、今月の注目銘柄!

日本製鉄グループ株式オープン

どんなファンド?:日本製鉄およびそのグループ会社のうち、原則として東証プライム・東証スタンダード市場に上場している銘柄のアクティブ投信です。流動性を勘案した銘柄に投資し、原則として組入銘柄の時価総額に応じて投資比率を決定し、四半期ごとに調整します。

注目ポイント!:日本製鉄グループに投資するユニークな特化型運用投信がありました。ネット証券で取引できる方は個別株でいいと思いますが、「株式はアレルギーがあって投資信託が希望」という方の選択肢の一つです。

 昨年半ばまでの海運株のように、鉄鋼株に大幅な上昇トレンドが訪れる可能性もゼロとは断言できません。しかし、低PBR(株価純資産倍率)・低PER・高配当利回りであり、この投資信託もここから+20~30%程度のポテンシャルはあるかもしれないと考えています。

まつのすけ、今月のがっかり

 今月は最終的には株価が上昇すると予想していたことから、ポイントを獲得した段階で、割と雑に、即時で投資しました。しかし残念なことに、買ってから月末までのリターンはマイナスの投信も出てしまいました。

 やはりポイントをゲットできたら、何も考えずに自動投資するのではなく、タイミングも厳選して投資すべきだと思いました。もちろん難易度は高いですが、できる限りアウトパフォームを追求していきたいと考えています。

4月のポイ活実績:4万8,505ポイント

 4月は楽天市場のお買い物マラソンが2回開催され、両方に参加して上限近いポイントを獲得しました。昨年から今年にかけて競合の大手ネット通販サイトで改悪が相次いでおり、相対的に楽天市場の優位性・魅力がアップしています。

 また、楽天銀行ハッピープログラムでは、振込のあった日ごとにポイントを得られます。また、ポイ活裏ワザとして、三井住友銀行のOliveから楽天銀行に毎日100円振り込めば、月数十ポイントを得られて、楽天銀行のハッピープログラムでVIP会員になれます。定額自動振込の設定が制限なく再開したら、毎日100円振り込む設定もおすすめです。