今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは134.70円
↓下値メドは133.65円
雇用市場:賃金上昇スパイラルがない限り、労働市場の強さは大きな懸念ではない
不完全雇用:パートタイムや遊休状態など、労働力が十分に活用されていない状態のこと
インフレ:パウエル議長「今年のインフレは著しく改善するだろう」
オセアニア:豪とNZ、中国との経済関係強化へ
スイス:SNB、インフレ抑制のため中期的なスイスフラン高を目指す
市況
4月18日(火曜)のドル/円は「円高」。
1日のレンジは133.85円から134.70円。値幅は0.86円。
2023年77営業日目は134.43円からスタート。
東京時間昼前に前日の高値(134.57円)を超える134.70円まで上昇して、この日の高値をつけた。
この日発表された中国の第1四半期GDP(国内総生産)は4.5%に拡大。新型コロナからの順調な回復を好感したリスク選考的円売りが見られた。
しかし、その後は失速。夜遅くに134円を割り133.85円まで下落して安値をつけた。ただ、FRB(米連邦準備制度理事会)の当局者から金利引き上げを支持する発言もあり、下値も限定的だった。終値は134.10円(前日比▲0.39円)。
マーケットは、相反する米経済指標やFRBメンバーの発言に混乱している。
ウォラーFRB(米連邦準備制度理事会)理事は「「金利をさらに引き上げる必要」があると主張するが、ウィリアムズ・NY連銀総裁は、インフレが下落した場合FRBは「利下げする必要」があるとの考えを示す。
CPI(消費者物価指数)、小売売上高、ISM景気指数を見て「米経済は弱すぎる」とドルを売る。ミシガン大学消費者態度指数のインフレ期待率やNY連銀景況指数を見て「米経済は強すぎる」とドルを買う。相場の方向に確信が持てないから、ドル/円を135円まで買い進めることをためらっている状態だ。
レジスタンス:
134.57円(04/17)
135.11円(03/15)
136.99円(03/10)
サポート:
133.85円(04/18)
133.71円(04/17)
132.50円(200時間移動平均)
レジスタンス:
1.0982ドル(04/18)
1.1000ドル(04/17)
1.1076ドル(04/14)
サポート:
1.0945ドル(200時間移動平均)
1.0920ドル(04/18)
1.0909ドル(04/17)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
資産のある人は、才能のある人ではなく、幸運なイベントに多く遭遇した人である
Sailing
円高のきっかけとなった3月米CPI
今月発表された3月のCPIは、前年同月比で5.0%上昇した。市場予想の5.1%を下回り、また9ヵ月連続で上昇率が鈍化した。総合指CPIの上昇率が鈍化した理由は、エネルギー価格の低下によるところが大きい。しかし今後もこの傾向が続く保証はない。OPEC+(石油輸出国機構プラス)が減産を発表したことで今後は原油価格の上昇が危惧される。
エネルギーと食品を除いたコア指数は前年比5.6%で、総合指数の上昇率をこの2年間で初めて上回った。コア指数の上昇率が高かった理由は、住居費や外食費などのサービス価格の強さが原因だ。サービス価格は、賃金上昇や個人消費の堅調さによって押し上げられた。
CPIは依然としてFRBの目標を上回って上昇していることを考えると、FOMC(米連邦公開市場委員会)が5月会合で利上げを実施することはほぼ確実だ。とはいえ、インフレ率の低下傾向がはっきりしているので、これ以上の金利引き上げも必要ないと判断するだろう。
今週の注目経済指標
注目テクニカルレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)
コーンチャート分析(ドル/円、ユーロ/円)
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