今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは132.70円
↓下値メドは130.45円
米景気後退:リセッションを回避するには、インフレ低下の遥か以前から前から利下げする必要
香港ドル:香港通貨庁「ドルペグ続ける。人民元ペグの考えない」
スイス:SNBの2022年の為替評価損は1,320億スイス
インフレ:食品会社はインフレを口実に不当に価格を引き上げている。英大手スーパー会長が批判
ユーロ:セルビアとコソボの緊張続く。セルビアはロシア、コソボは西欧諸国が後ろ盾に
市況
4月6日(木曜)のドル/円は「円安」。
1日のレンジは130.77円から131.91円。値幅は1.14円。
2023年69営業日目は131.26円からスタート。東京時間昼前に131円を割り130.77円まで下げて安値をつけたが、前日の安値130.50円に届く前に反転した。
しばらく131円台前半の取引が続いたが、NY市場では米雇用市場関連の指標の悪化を理由に下落する場面があった。
この日発表された新規失業保険申請件数は22.8万件。市場予想の20万件を上回り、前週分も大きく上方修正された。今週はJOLTS(雇用動態調査)求人件数やADP雇用データなど米雇用市場の鈍化を示す内容ばかりだった。米利上げサイクルの来月終了はほぼ確実との見方が強まるなかで、米長期金利は昨年9月以来の水準に低下した。
ただ、この日についてはドル売りを進めるよりも、ロング・ウィークエンド前のポジション整理の動きが優勢で、ドル/円は夜遅くに131.91円まで反発して高値をつけた。
今日の欧州市場はイースターで休場。米国は株式と商品市場が休場、債券市場が短縮取引となる。為替市場は開いているが、マーケット参加者は少ない。その中で今夜は注目の米3月雇用統計の発表がある。レートが滑りやすいので注意したい。
市場予想によると、3月雇用統計のNFP(非農業部門雇用者数)は24.0万人増加(前回31.1万人増加)となっている。ただADP雇用データやJOLTS求人件数が予想外に少なかったことから、下振れする可能性がある。失業率は前月比横ばいの3.6%、平均労働賃金は前月比+0.3%、前年比+4.3%に低下の予想。
なお、3月の雇用統計の詳しい解説は、詳細レポート「「人口ピラミッドの呪い」か? いくら利上げしても雇用市場の過熱が止まらない!」をお読みください。
今朝のチャート形状
ドル/円日足チャートの形状は、昨日に続いて「下落」。
レジスタンス:
131.91円(04/06)
132.05円(200時間移動平均)
133.18円(04/04)
149.71円(10/24)
サポート:
130.77円(04/06)
130.50円(04/05)
130.40円(03/28)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
勉強のための自己投資をしない人は、遅かれ早かれ損をして消えていく
Eat The Rich
経済データは信用できない?
FRB(米連邦準備制度理事会)が利上げを、今後いつまで、そしてどこまでするかについて、パウエル議長はこのように答えている。「今後の経済データの結果を踏まえて判断する。」では、どの経済データなのか?FRBが特に重要視しているのが雇用統計だ。今夜の雇用統計に金融市場の注目が集まっている。それほど重要な指標でありながら、予想と結果のギャップが大きいのも雇用統計の特徴だ。
最近は雇用統計に限らず、経済指標全般に対する信頼性が低くなっている。その原因は、新型コロナ流行後の経済の急激な構造変化や、データ収集の政府予算の縮小などがだ。聞き取り調査方式の回答率も50%以下と言われていてクオリティにも問題がある。
FRBに限らず、世界の主要中央銀行が、これまでになく経済データに依存する時代になった時代において、データが信頼できないということは、金融政策が誤った方向に進む危険性を孕んでいる。
予想と結果のかい離が大きくるほど、発表時の相場ボラティリティは大きくなる。特に今夜はイースターで欧米市場が休場となっているため流動性も低い。
なお、3月の雇用統計の詳しい解説は、詳細レポート「「人口ピラミッドの呪い」か? いくら利上げしても雇用市場の過熱が止まらない!」をお読みください。
今日の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)
Winners & Losers
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