今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは132.85円
↓下値メドは131.20円
食料危機:2030年に世界は食糧危機を迎える。金利は現在より70%上昇するおそれも
GDPとはその国の人口がどれくらいか、その人たちがどれだけ勤勉に働いているかを示す数値
FRB:ミネアポリス連銀総裁「早すぎる利下げで失敗した70年代を繰り返してはならない」
米利下げ:市場は今年2回の「利下げ」を織り込む。インフレは新型コロナ前の水準に落ち着く予想
中国:政府の支援でも、不動産市場の需要回復は数年後
市況
4月4日(火曜)のドル/円は「円高」。
1日のレンジは131.52円から133.18円。値幅は1.66円。
2023年67営業日目は132.39円からスタート。OPEC+(石油輸出国機構プラス)の予想外の減産計画を受けた原油価格上昇を背景とした円安の流れを引き継いで夜の初め頃に3営業日連続となる133円台に乗せた。ただし高値は133.18円までと限定的だった。
NY市場ではこの日発表されたJOLTS(雇用動態調査)求人件数の結果をきっかけにドル売りが強まった。JOLTS求人件数は、米国の労働市場の需給状況を示す指標で、減少は労働市場の需給状況の緩和を示す。3月の求人件数が予想外に少なかったことから来月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の利上げ予想が後退した。米長期金利利回りが3%台前半まで低下するなかで、金利差縮小を理由に流れが円安から円高に変わると132円を割り、未明に131.52円まで下落した。戻りは鈍く終値は131.72円(前日比▲0.69円)。
本日はRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利の発表がある。RBA(豪準備銀行)は昨日の会合で政策金利を据え置いたが、RBNZは0.25%利上げする予想。豪ドル/NZドルのクロスの動きにも注意。
米国の経済指標では、ADP雇用統計、非製造業ISMに注目。週末はイースターで欧米の市場は休場となるが米雇用統計の発表がある。
今朝のチャート形状
ドル/円日足チャートの形状は「そろそろ天井」。上昇が止まった状態を示している。
レジスタンス:
131.90円(200時間移動平均)
133.18円(04/04)
133.76円(04/03)
サポート:
131.52円(04/04)
130.75円(03/29)
130.40円(03/28)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
積立投資が「常に正しい投資方法」というのは間違いだ。例えばバブル最終期で始めた積立投資は悲惨な結果になる。重要なのは大局的な状況を見極めて判断することだ
Crying In The Rain
米国の雇用市場は堅調だ。今年になってからの就業者は、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が目標とする「月10万人程度」を上回っているだけではなく、昨年の月平均である20万人増を大きく上回り、わずか2カ月で80万人以上の仕事が増えている。
FOMCは5月で利上げを終了するとの予想が増えているが、雇用市場が過熱している状態でFRBは利上げを止めることができるだろうか。
しかし別の見方をするならば、FRBがこれほど積極的に金融を引き締めるなかで米企業の採用意欲が衰えないということは、それだけ米経済に体力があることの証拠でもある。そもそも、問題はインフレを加速させる賃金の急騰であって、雇用が増えること自体に罪はない。「雇用が増えて賃金が下がる」状況は、米国経済がハードランディング(景気後退)を回避して、ソフトランディング(景気減速)に向かっていると考えられる。
雇用市場では確かに「雇用者は大幅に増加」しているが、「賃金は緩やかに下落」している。こ のことを理由にFRBが利上げを休止する可能性はあるだろう。
今週の注目経済指標
今週の注目テクニカルレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)
コーンチャート分析
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