2023年3月の保有額:8万2,076円

 3月は米国の銀行の連鎖破綻、クレディ・スイスの統合、ドイツ銀行の株価急落などの大波乱がありましたが、後半は盛り返して、運用益は+1,707円でした。獲得した楽天ポイントのうち、投資可能なポイントは1万4,876ポイントです。

 2008年の大暴落時に、米国住宅市場の崩壊を正確に予測した「世紀の空売り」で有名なマイケル・バーリ氏は、今回の米銀破綻の混乱について「この問題は真の危機ではないと考えている。迅速に解決される可能性がある」とツイートしました(バーリ氏は一定期間後にツイートを全て削除しているため、現在は見ることができません)。

 個人的にもバーリ氏の見解に同意しており、今回は短期的な暴落のトリガーではないと考えています。株価暴落までまだ数カ月~1年数カ月のタイムラグがあると想定しています。

 FRB(米連邦準備制度理事会)の金融引き締めは、着々と大崩壊を引き寄せるものであり、今年後半~来年は要注意です。しかしながら、短期的には、その前に「最後の上昇」があると考えています。パーティーが終わるかもしれないという認識ですが、最後まで踊るスタンスです。

2023年3月時点の、エリア別ポートフォリオを解説!

 

 3月も、引き続き米国株投信を購入し、また日本株やグローバル株式投資も少し買いました。市場は大波乱で上下に揺れ動いていますが、今年は依然としてS&P500種指数(S&P500)や全世界株式ベースで+20%程度のリターンはあると考えています。ただし、来年は大崩壊の可能性があるので要注意という相場観です。

2023年3月時点の、タイプ別ポートフォリオを解説!

 3月も前月に引き続き、トータルではFANG+やナスダック-100などのグロース株・テクノロジー株が堅調でした。ただし、バリュー株も一時的に大きく下落して妙味が出てきた印象なので、バリュー株投信も購入しました。今年は基本的に、主要指数にベットすれば手堅いのでは、と考えています。

2023年3月の保有投資信託~騰落率ベスト10

 2023年3月1日から3月31日までに新たに購入した投資信託のうち、*騰落率ランキングをご紹介します。

 NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)は、国債や社債以外の株式、投資信託、ETF(上場投資信託)、REIT(リート:不動産投資信託)など、全て購入できるので、[つみたてNISAで買えるもの]iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)で買えるもの]に、それぞれマークを付けています。ご参考ください!

*騰落率:投資信託が、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを知るために、価格の変化率を計算したもの。

1位:iFreeレバレッジ FANG+

騰落率:18.89%

どんなファンド?:日々の値動きがNYSE FANG+指数(米ドルベース)の2倍程度のレバレッジ投信で、為替ヘッジがあります。組み入れ銘柄は、アップル、Amazon.com、メタプラットフォームズ(FacebookやInstagram)、アルファベット(Google)、ネットフリックス、エヌビディア(半導体大手)、テスラ、マイクロソフト、AMD、スノーフレイクです。

まつのすけコメント:3月はテクノロジーの大型株に資金が流入しましたが、金融危機の懸念が落ち着いたら流出する可能性がある点に注意が必要です。

2位:楽天レバレッジNASDAQ-100(レバナス)

騰落率:14.16%    

どんなファンド?:日々の値動きがNASDAQ-100指数(米ドルベース)の2倍程度のレバレッジ投信で、為替ヘッジがあります。組み入れ上位銘柄は、マイクロソフト、アップル、Amazon.com、アルファベット(Google)、エヌビディア、テスラ、メタプラットフォームズ(FacebookやInstagram)、ASMLホールディング(半導体大手)、ペプシコです。

まつのすけコメント:2月に続いて3月もNASDAQ-100が好調でした。インフレが落ち着いてFRBの利上げが停止したら、しばらく好調なパフォーマンスが続く可能性があります。

3位:アジア未来成長株式ファンド

騰落率:8.70%    

どんなファンド?:日本を除くアジア諸国・地域の上場株式で、製造業に関連した銘柄が中心のアクティブ投信です。銘柄選択にあたっては*ボトムアップアプローチを基本とし、割安でかつ成長性のある銘柄に投資しています。原則として為替ヘッジはありません。    

まつのすけコメント:組入銘柄の上位は台湾セミコンダクター(半導体大手)、テンセント(中国テクノロジー企業)、サムスン電子、アリババ、JDドットコム(中国のネット通販企業)、メイチュアン(電子商取引プラットフォームである美団と、中国最大の口コミサイトである大衆点評を運営する中国企業)、リー・ニン(中国 の大手スポーツウエア、スポーツ用品メーカー)、陽光電源(中国の電力会社)、貴州茅台酒(中国の大手酒造会社)であり、成長が期待できる銘柄がそろっています。

*ボトムアップアプローチとは
 投資信託(ファンド)において、個別企業の調査・分析から企業の将来性を判断し、投資判断をする運用手法。逆に、経済動向などのマクロ視点の分析から、国や地域への資産配分を決めた後、その枠の中で個別銘柄を絞っていく方法を「トップダウンアプローチ」という。

4位:iFreeレバレッジ ATMX+

騰落率:7.89%    

どんなファンド?:日々の値動きがFactSet ATMX+指数の2倍程度のレバレッジ投信で、為替ヘッジがあります。組入上位銘柄は、テンセント(中国テクノロジー企業)、Trip.com(米国の企業を中国が買収し、ホテルや航空券の予約サービスを行う企業)、バイドゥ(中国で最大の検索エンジンを提供するIT大手)、リ・オート(中国新興EVメーカーの「御三家」の一つ)、ネットイース(オンラインサービスを提供するIT企業。ゲームでは中国第2位のシェア)、アリババ、シャオミ(スマホメーカーとして創業、現在は総合家電メーカー)、JD.com(中国EC市場シェア2位のWebサービス会社)、メイチュアン(「食と生活」に関するサービスをスマホアプリ上で提供する新興IT企業)、NIO(中国の新興EVメーカー御三家の一つ)です。      

まつのすけコメント:昨年は中国の政界で激動があり、中国のテクノロジー企業は軟調な推移でした。しかし、ここに来て底打ちしつつある値動きになってきました。企業に対する締め付け、突然の規制導入などの動きが緩和されれば、リバウンドが続く可能性があります。

5位:iFreeNEXT FANG+インデックス

騰落率:7.76%    

どんなファンド?:NYSE FANG+指数(円ベース)の動きに連動する投信です。為替ヘッジはなく、円安になると好影響、円高は悪影響となります。組み入れ銘柄は「iFreeレバレッジ FANG+」と同一です。    

まつのすけコメント:NYSE FANG+指数は10銘柄に等金額で投資するのが特徴のインデックスです。NASDAQ-100よりもさらにメガテックやテスラなどに集中投資したい場合は、選択肢となる投資信託です。

6位以下はこちら!

6位:eMAXIS NASDAQ100インデックス    

7位:netWIN GSテクノロジー株式ファンド Bコース(為替ヘッジなし)

8位:イノベーション・インデックス・AI

9位:iFreeNEXT ATMX+

10位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド  [つみたてNISA]

まつのすけ、今月の注目銘柄! 

楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド [つみたてNISA]

どんなファンド?

「FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス(円換算ベース)」に連動するインデックス投信です。原則として為替ヘッジはありません。米国株以外の世界株に投資するユニークな投資信託です。

注目ポイント

 米国株は個別株で運用したい私にとって、米国株以外はインデックス運用で行いたいため、便利な投資信託です。

 また、著名投資家のレイ・ダリオ氏は、「米国は下り坂に向かいつつある」という意見を提示したことがあります。米国が今後ピークアウトして、米国株が他の国に対して軟調な推移となった場合、世界株投信よりこの投資信託がアウトパフォームする可能性があります。

 主な組み入れ銘柄は、台湾セミコンダクター(半導体大手)、ネスレ、テンセント(中国テクノロジー企業)、ASML(半導体大手)、サムスン電子、LVMH モエ ヘネシー ルイ・ヴィトン(フランス・パリを本拠地とするコングロマリット)、エフ・ホフマン・ラ・ロシュ(スイスに本拠を置く世界的な製薬・ヘルスケア企業)、ノボノルディスク(世界的な製薬企業)、シェル(イギリス・ロンドンに本拠を置く石油・天然ガスなどのエネルギー関連企業)、アストラゼネカ(世界的な製薬企業)などです。

まつのすけ、今月のがっかり

 3月の金融危機は正直まったく予想していなかったので、一時的に株価が下落したダメージを被ったのが残念です。2月*ブルベア指数が70近かったときに一時利益確定すればよかったと思いました。

 日本を除く世界的な利上げ・高金利は、いずれ世界経済を崩壊させると考えています。ただし、まだタイムラグがあり、今年は最後の上昇があることに、依然としてベットしています。とはいえ、氷山が迫っている可能性があり、注意は必要です。

 数年後には、著名投資家の夕凪さんがTwitterでおっしゃった通り、AIバブルの可能性があると私も考えているので、来年以降は暴落・バブルの両面に注意をはらい、臨機応変に対応したいと考えています。

*ブルベア指数とは
 投資家がどのくらい強気(ブル)か、または弱気(ベア)かを、数値化した指標。

3月のポイ活実績:3万50ポイント

 楽天市場のスーパーセール・お買い物マラソンの開催期間は、幅広い商品でポイント数倍~10倍となるケースがあります。そのような際には競合の他大手ネット通販より楽天でのお買い物がお得になるケースがあるので、購入の好機となり、すかさず購入して楽天ポイントを稼ぎました!

 また、先月は楽天グループのポイントサイトRebatesで5,855ポイントを獲得しました。Apple公式サイトのセール、IHGでのホテル宿泊、ユニクロオンラインストアの利用で、Rebatesを経由したので、まとまったポイントをGET!

 ネット通販やホテル予約を利用する場合、Rebatesの活用がおすすめです。4月1日時点ではJAL国際線航空券もあります。