今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは133.45円
↓下値メドは131.90円
ドル高:金利の天井感が出た時がドル高トレンドの転換点
ECB:政策金利を4%に引き上げてもインフレ率4.2%なら「マイナス金利」
原油先物:アラブ首長国連邦、OPEC脱退を検討。サウジアラビアと対立
GDP:人口がマイナスになれば経済成長もマイナスになる
FRB:ミネアポリス連銀総裁「FF金利は5.4%まで引き上げる必要」
市況
4月3日(月曜)のドル/円は「円高」。
1日のレンジは132.20円から133.76円。値幅は1.55円。
2023年66営業日目は133.24円からスタート。東京時間夕方に133.76円まで上昇したが134円をつけるほどの勢いはない。海外市場では、米国の製造業景気指数が2020年5月以来の水準まで悪化したことを受け、米国のリセッション懸念が強まるなかでドルが下げに転じると133円台を下抜け未明には132.20円まで円高に動いた。終値は132.41円(前日比▲0.41円)。
4月のマーケットは、OPEC+(石油輸出国機構プラス)が日量110万バレルの大幅追加減産のニュースから始まった。ウクライナ戦争におけるロシアの資金源を抑制するため、原油価格の押し下げが必要とする米国と、価格安定を望むサウジアラビアとの関係が悪化している。ただ原油価格は前回減産した時の水準を依然下回っている状況で今回の件がインフレ上昇にすぐに結びつくことはないようだ。
本日は、RBA(豪準備銀行)の政策金利、米国の2月 雇用動態調査(JOLTS)求人件数に注目。また明日はRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利、ADP雇用統計、非製造業ISMの発表がある。週末はイースターで欧米の市場が休場になるが、米雇用統計の発表が控えている。
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レジスタンス:
133.76円(04/03)
133.83円(03/16)
135.11円(03/15)
サポート:
132.20円(04/03)
132.20円(03/30)
131.80円(200時間移動平均)
主要指標 終値
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今日の為替ウォーキング
今日の一言
期限を決めていないものは、目標ではない。数字と期限を明確にして、ようやく目標になるのだ
Here I Go Again
FRBは利下げしない
FRBは、失業率を過去最低水準の4.0%以下に維持しながら、インフレ率を目標値の2.0%まで下げたいと考えている。しかし、多くのエコノミストは、インフレを短期間で急激に押し下げようとすると、失業率は4.0%どころか5.5%を超えて上昇するリスクが高いとして、FRBの予測はあまりに「楽観的」だと批判している。
もし失業率が上昇し、就業者の伸びがマイナスになれば、FRBは利上げを中止あるいは利下げを開始するだろうか。しかし、そのような日はしばらく来ることはないだろう。
なぜかというと、米国の労働市場における人手不足の理由のほとんどは新型コロナ感染流以前から存在していて、今も改善されるどころか、むしろ悪化しているからだ。FRBが利上げを続けても雇用市場の過熱は続き、インフレは高止まり状態が続く可能性が高いのだ。
米労働市場のひっ迫は、経済学というよりも人口学の問題である。移民を増やしたり、より多くの成人を労働市場に引き込んだりする努力をしなければ、労働供給不足の問題解決の達成は困難なのだ。
雇用統計に関する限り、マーケットが期待するような、FRBに政策転換を促すようなサインが表れることは当面ないだろう。
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今週の注目経済指標
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注目テクニカルレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)
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タイムゾーン 分析
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