昨日(2016年07月06日)の動向

水曜日のマーケットは、リスクオフの動きが強まるなか、安全資産とみられる円と国債に資金が集まる一方で、株が売られました。日経平均は一時500円超の下げとなり、日本国債は過去最低の利回りを記録しました。

この日101円台後半でスタートした米ドル/円は、東京時間に100円台を下抜けすると 欧州時間には100.18円まで下落。しかし、このレベルからは買戻しが優勢になり、米6月非製造業ISMが強かったことも101円台半ばへ押し戻されました。終値は101.29円(前日比-0.441円)。

ポンドは続落。英国の不動産ファンドが、相次いで解約を停止したことが不動産市況の悪化懸念を呼び起こし、ポンド売りの要因となりました。東京時間のポンド/円は132円台から128.69まで大幅下落。ポンド/円が130円を下回ったのは、2012年11月以来のことです。
ポンド/ドルは、1.2793ドルまで急落後一時1.30ドル近辺へ反発するなど、乱高下しながら下落トレンドを強めました。今の相場はポンドが売られると、円が買われるというように主役のポンドの動向を気にして動いているようです。

この日はFOMC議事録が公表されましが、英国民投票前のFOMCであり、また米利上げ観測も大きく後退しているため、5月のようなドル急上昇を招くこともなく、相場の反応は軽微でした。

2016年07月06日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 101.714 101.762 100.185 101.290
ユーロ/円 112.621 112.691 110.823 112.421
豪ドル/円 75.900 76.269 74.536 76.174

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2016年07月07日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは102.80円(2016年07月04日高値圏)、サポートは 100.18円(2016年07月06日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 102.80 103.40 100.18 98.79

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは114.80円(2016年06月30日高値圏)、サポートは 109.20円(2016年06月24日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1185ドル(2016年07月05日高値圏)、サポートは 1.1010ドル(2016年06月28日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 114.80 121.91 109.20 109.03

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは77.40円(2016年07月04日高値圏)、サポートは 74.53円(2016年07月06日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 77.40 81.54 74.53 72.40

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2016年07月07日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2016年07月07日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 15:00 (独) 5月鉱工業生産(前月比) 0.1% 0.8%
★★ 16:15 (スイス) 6月消費者物価指数(CPI)(前月比) 0.1% 0.1%
★★ 17:30 (英) 5月鉱工業生産指数(前月比) -1.0% 2.0%
★★★ 20:30 (欧) 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨 - -
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します