1989(平成元)年4月1日

日本で消費税導入、税率は3%

 1989(平成元)年4月1日、日本で初めて消費税が導入されました。税率は3%でした。

 消費税導入の歴史はその10年前まで遡ります。消費税導入を閣議決定したのは大平正芳首相ですが、国民の反対に合い廃案、さらに1987年に中曽根康弘首相が売上税法案を国会に提出しましたが、これも廃案。その翌年1988年に竹下登首相によって消費税法が成立、1989年の施行となったのです。

 現在の消費税率は8%。2019年には10%への引き上げが導入される予定です。

「消費増税を実施すれば消費意欲を減退させる懸念がある」といった慎重論に対して、安倍首相は「5年半に及ぶアベノミクスの推進により、生産年齢人口が450万人減少する中においても、経済は12.2%成長した。雇用は250万人増え、正規雇用も78万人増えた。今こそ、少子高齢化という国難に正面から取り組まなければならない。消費が冷え込まないよう万全の対策を折り込む」と説明しています。

 しかし2014年に消費税5%から8%への増税時には実質GDP(国内総生産)成長率はマイナス6.8%と冷え込んだのも事実で、この時の首相も現在の安倍首相でした。

 

1989年4月1日の日経平均株価終値は

33,042円07銭

※4月1日は休日のため前営業日の株価

 

ライター:FIX JAPAN 前沢ともあき