今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは138.40円
↓下値メドは135.10
豪:RBA「豪のインフレはピークを越えた」4月の利上げ休止を示唆
フランス:全ストへ
米メタ:追加の人員削減を計画
中国:中国経済、ゼロコロナ政策廃止で大きく回復
BOE:3月で利上げ終了も
英インフレ:2023年下半期から下落、2024年には2%まで低下
米雇用:パウエル議長「インフレを下げるために、雇用減は必要ない」
ブラジル:ルラ大統領「金利高すぎる」。中央銀行を批判、独立性見直しへ
中央銀行:タカ派声明文とハト派コメントFRB、ECB、BOEの金融政策に驚くほどの相似性。
3月7日(火曜)のドル/円は「円安」。
1日のレンジは135.535円から137.194円。値幅は1.66円。
2023年47営業日目は135.89円からスタート。東京時間夜の初め頃に安値135.54円まで下げて安値をつけたが、パウエルFRB議長の発言を受けてドル買いが強まるなかで136円台にのせた。その後もドル買いの勢いは止まらず、明け方には137.19円まで上値を伸ばし今年の円の安値を更新した。終値は137.17円(前日比+1.23円)。
レジスタンス:
137.19円(03/07)
137.48円(22/12/20)
137.80円(22/12/16)
サポート:
136.10円(200時間移動平均)
135.54円(03/07)
135.36円(03/06)
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長はこの日行われた議会証言において、今月のFOMC(米連邦公開市場委員会)では0.50%の利上げを実施する可能性があると述べた。前回の利上げは0.25%。
これを受けて金利市場ではFF金利の終着(ターミナル)レートの予想が、議会証言前の5.50%から5.60%まで跳ね上がった。つまり、3月を含めてあと4回の利上げを織り込み始めているのだ。利上げ終了時期は6月から9月まで後ずれしている。
ただ、0.50%利上げは確定ではなく、「経済データが強いままならば」という条件つきである。その意味で、今週金曜日の米雇用統計はかなり重要だ。まだ今夜は民間版雇用統計のADP雇用データの発表があり、こちらも注目。
2023年 ドル/円 データ
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
情報が多ければ判断が楽というものではない
Twilight
2月のドル/円は128.10円から136.90円まで、1ヵ月で9円近くもドル高/円安に動いた。そのきっかけとなったのが、1月の米雇用統計だ。
先月発表された1月の雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)が事前予想の19.0万人に対してその2倍以上の51.7万人も増えた。FRBがインフレ上昇の大きな原因として労働賃金の高騰を指摘するなかで、昨年の月平均の20万人増を超えただけではなく、パウエルFRB議長が目指す「月10万人程度」を著しく上回った。NFPの「モンスター級」増加は、FRBの雇用市場の熱を冷ますという目的が全く達成されていないことを意味する。
その一方で賃金上昇率は緩やかに下落していることが確認された。FRBが問題視しているのは賃金の急騰が招くインフレであって、雇用を減らしたいわけではない。むしと「雇用が増えてインフレが上昇しない」状況こそFRBが目指している状態なのだ。
そう考えるなら1月の雇用統計は、FX市場にはリスクオンのドル安になってもよかった。ただ2月の時はマーケットの頭がドル安で占められていたところに予想の外れっぷりが凄まじく、目先のポジション解消で大忙しでそんな余裕がなかった。今はポジション調整も一段落した。今週金曜日は注目の2月雇用統計が発表される。
今週の注目経済指標
注目テクニカルレベル(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円)
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