今週の予想

日経平均は2月3日の節分天井を迎える形に

 今週は、日米で決算発表が本格化する中で、2月1日のFOMC(米連邦公開市場委員会)の発表までの様子見をどう消化するか、また、週末の2月3日の雇用統計をどう迎えるか、今週はどうしても決算にからむ個別銘柄の物色となりそうです。

 注目のFOMCは、利上げ幅が0.25%に引き下げられるとの見方が強まっています。ただし、0.5%であればネガティブサプライズとなって日米ともに失望売りで急落することになります。また「GAFAM」の巨大企業の決算が出そろうなど米国の決算も注目されます。

 日経平均株価は、テクニカル的には騰落レシオが過熱圏に入っており、ここからの上値はさらに重くなります。

 日足チャートは、2万7,200円水準にある75日線と200日線を試す可能性もあるとしたところ、一気にぬいて26日(木)には、2万7,502円まで上昇しました。今週はテクニカル的な過熱感も出てきており、米国では重要イベントのFOMC(2月1日発表)と雇用統計(2月3日)を控えて上値の重い展開が想定されます。

 一方で日経平均は、2番底をつけた16日の安値の2万5,748円から1週間余りで約1,750円幅の急騰となって2万7,200円水準をぬいており、節分天井(2月3日)を迎える形となっています。荒い値動きの中を大きく戻してきましたが、そろそろ頭打ちの想定もできるところです。2月は反動安があってもおかしくないということになります。

 日本市場の引け後の米国市場は、FRB(米連邦準備制度理事会)によるインフレ指標が予想通り鈍化したことで、利上げ打ち止め期待が続き、前日の大幅高のテスラが大幅に続伸したことで、ダウ工業株30種平均は利益確定売りで▲118ドル下落後、+214ドルまで上昇しましたが、+28ドルの3万3,978ドルと小幅に先々週末から6日続伸となりました。

 ナスダック総合指数は+109Pの上昇でした。シカゴ日経先物は+55円の2万7,415円でした。

今週の指標:日経平均株価

 今週は、日米で決算発表が本格化する中で、2月1日のFOMCの結果と週末の2月3日の雇用統計がどうなるのか、決算にからむ個別銘柄の物色となりそうです。

 日経平均は、テクニカル的には騰落レシオが過熱圏に入っており、ここからの上値はさらに重くなります。

 日足チャートは、2万7,200円水準にある75日線と200日線を試す可能性もあるとしたところ、一気にぬいて26日(木)には、2万7,502円まで上昇しました。今週はテクニカル的な過熱感も出てきており、米国では重要イベントのFOMC(2月1日発表)と雇用統計(2月3日)を控えて上値の重い展開が想定されます。

 一方で日経平均は、2番底をつけた16日の安値の2万5,748円から1週間余りで約1,750円幅の急騰となって2万7,200円水準をぬいており、節分天井を迎える形となっています。そろそろ頭打ちも想定されるところですので2月は反動安があってもおかしくないということになります。

先週の動き

 前週末の米国株式は、NYダウが4日ぶりに反発、ナスダック指数はハイテク株が買われ、3週続伸となりました。米半導体株の上昇で日経平均は円安も加わって+352円の2万6,906円と大幅続伸。24日(火)は、一時+474円の2万7,381円まで上昇して、+393円の2万7,299円と約1カ月ぶりに2万7,000円を超えました。

 25日(水)も一時+174円の2万7,473円まで上昇し、+95円の2万7,395円となって75日移動平均線、200日移動平均線を超えてきました。

 26日(木)は▲32円の2万7,362円と5日ぶりに一服となりました。週末の27日(金)は、+65円の2万7,428円で寄り付き、+89円の2万7,452円まで上昇後、東京都の物価指数が前年同月比+4.3%と41年8カ月ぶりの伸び率となったことで、日本銀行の緩和政策修正への思惑から上値が重くなり、一進一退の動きとなりました。

 後場は、前場の終値2万7,381円をはさんだもみあいで+19円の2万7,382円で引けました。

今週の指標:NYダウ(ダウ工業株30種平均)

 今週は、FRBが利上げ停止に言及するのか、継続を維持するのかに注目となります。ブレイナード副議長は、小幅な利上げを支持し、またパウエル議長の会見で最近のインフレ率の低下や景気動向や労働市場に関する言及があるのかにも注目が集まります。

 一方、最近ではFRBの高官は、速やかに政策金利を5%以上に引き上げる必要性があるとの考えを変えておらず、インフレがピークに達した兆候が見られる一方で、失業率は低い水準で推移しています。

 今週は重要な経済指標があり、31日の消費者信頼感指数、2月1日のFOMC、1月ADP雇用統計、1月製造業PMI(購買担当者景気指数)、1月ISM(米サプライマネジメント協会)製造業景気指数、週末の雇用統計などがあり、結果によっては激しい上下動の可能性もあります。

先週の動き

 FRBによる利上げの減速や停止への期待が高まり、前週末の+330ドルに続いて、23日(月)は+254ドルの3万3,629ドルと続伸、24日(火)は+104ドル、さらに決算発表はマチマチながらハイテク株中心に買われ、25日(水)は、+9ドル、26日(木)は+205ドルと5日続伸で3万3,949ドルとなっています。

 週末の27日(金)は、FRBによるインフレ指標が予想通り鈍化したことで、利上げ打ち止め期待が続き、前日の大幅高のテスラが大幅に続伸したことで、NYダウは利益確定売りで▲118ドル下落後、+214ドルまで上昇しました。上下動が激しい動きでしたが、終わってみれば+28ドルの3万3,978ドルと小幅に6日続伸となりました。

今週の指標:ドル/円

 今週のドル/円は、予定のFOMC(2月1日発表予定)における利上げ見通しに大きく左右されることになりそうです。0.25%が市場のコンセンサスとなっており、次回、以降の見通しについて声明文で、どう示唆されるのか注目となります。現時点の予想では3月のFOMCで0.25%の利上げをして、その後はいったん停止というのが大方の予想です。

先週の動き

 NY為替市場は、ドル/円はインフレ鈍化傾向が強いものの、好調な経済指標を好感して、ドルは底堅く推移しました。129~131円のレンジの中で上値を試している動きとなっています。週末27日(金)は、129.56円まで下落し、130.07円まで上昇し、129.87円で引けました。

先週の結果

先週は、NYダウの6日続伸を受け、日経平均も堅調な動きとなりました

 先週は、23日(月)の日経平均は、堅調な米国市場を受け、前週末の+148円に続き、半導体関連株中心に+352円の2万6,906円と続伸しました。24日(火)も前日の米国市場で主要3指標の上昇を受け、+393円の2万7,299円と約1カ月ぶりに2万7,000円を回復しました。

 25日(水)も+95円と続伸し、26日(木)は、2万7,502円の高値をつけるものの、引け値では▲32円と一服となりました。

 27日(金)の日経平均は、売り買い交錯で方向感の出ない相場でした。

 株価は、+65円の2万7,428円で寄り付き、+89円の2万7,452円まで上昇後、東京都の物価指数が前年同月比+4.3%と41年8カ月ぶりの伸び率となったことで、日銀の緩和政策修正への思惑から上値が重くなり、一進一退の動きとなりました。

 後場は、前場の終値2万7,381円をはさんだもみあいで+19円の2万7,382円で引けました。