当コンテンツでは、投資信託の値動きを投資対象別に分類した楽天証券分類平均インデックスを使い、各分類の騰落率をランキング形式でお届けします。今、上昇している分類、下落している分類を把握することで、今後の投資判断の参考にしましょう。

基本8分類の直近3カ月間の騰落率

 まずは、分散投資の基本となる国内・先進国・新興国の株式・債券・リート(不動産投資信託)の基本8分類の騰落率を定点観測してみましょう。

※2022年12月末時点

 2022年12月末を基準とした過去3カ月間の騰落率を見ると
国内株式」、
新興国株式(広域)-為替ヘッジ無し
が上昇する一方、

先進国株式(広域)-為替ヘッジ無し
はほぼ横ばい、

海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、
新興国債券(広域・新興国通貨建)-為替ヘッジ無し」、
国内債券」、
国内REIT」、
先進国債券(広域・高格付)-為替ヘッジ無し
は下落しました。

 代表的なインデックスファンドで過去3カ月の動きを見ると、下図のように推移しています。

※計測期間:2022年9月30日~2022年12月30日
※計測期間:2022年9月30日~2022年12月30日

直近3カ月の楽天証券分類平均リターンランキング

 続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。

 楽天証券分類、およそ250分類の中から、値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。

※2022年12月末時点

 過去3カ月間の騰落率で上位5分類は、
欧州株式-為替ヘッジ無し」、
金関連-為替ヘッジ有り」、
新興国債券(広域・米ドル建)-為替ヘッジ有り」、
欧州債券-為替ヘッジ有り」、
アジア債券-為替ヘッジ有り
でした。

 上位3分類の中で、それぞれ目立った銘柄としては、
3つの財布 欧州銀行株式ファンド(毎月分配型)」が+18.56%、
DWS 通貨選択型エマージング・ソブリン・ボンド・ファンド 円コース(毎月分配型)」が+9.43%、
UBSゴールド・ファンド(為替ヘッジあり)」が+8.29%の上昇でした。

※計測期間:2022年9月30日~2022年12月30日

 一方、下位5分類は、
インドネシア株式-為替ヘッジ無し」、
中東・アフリカ株式-為替ヘッジ無し」、
インド債券-為替ヘッジ無し」、
インドネシア債券-為替ヘッジ無し」、
北米債券-為替ヘッジ無し
です。

 目立った銘柄としては、
NNインドネシア株式ファンド」が▲14.63%、
アムンディ・アラブ株式ファンド」が▲13.56%、
ニッセイ短期インド債券ファンド(年2回決算型)」が▲9.11%の下落でした。

※計測期間:2022年9月30日~2022年12月30日