1981(昭和56)年1月20日

ロナルド・レーガン氏、米大統領に就任

 

 1981(昭和56)年1月20日、共和党のロナルド・レーガン氏が第40代米国大統領に就任しました。任期は1989年1月20日まで。2期8年の間に、東西冷戦を終結に導く一方、経済政策では苦戦しました。

 レーガン氏はラジオアナウンサーから映画俳優を経て1967年1月にカリフォルニア州知事に就任。1968年と1972年に大統領選挙に出馬しましたが、共和党候補としての指名獲得レースに敗退。3度目の出馬となった1980年に共和党候補に指名されると、同年11月の選挙では、民主党現職のカーター大統領を大差で破りました。レーガン氏は69歳でした。

 レーガン氏はソ連を「悪の帝国」と批判し、多額の国防費を投じて米軍を強化。ソ連を軍拡競争に誘い込んで経済を崩壊させ、東西冷戦に終止符を打ったとされています。

 一方、経済政策は「レーガノミクス」と呼ばれました。規制緩和や減税や公共投資による低成長脱出を目指しましたが、減税で財政赤字が、消費刺激策で貿易赤字が、それぞれ拡大しました。
 

1981年1月20日の日経平均株価終値は

7,289円98銭