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60歳を過ぎたらやってはいけない資産運用

60歳を過ぎたらやってはいけない資産運用/2022年11月30日発売/アスコム/1,650円(税込)

答えてくれた人

アスコム 中山景さん

著者ってどんな人?

西崎努さん

 リーファス株式会社 代表2007年にSMBC日興証券に入社、CFP資格も保有する全国トップセールスとして活躍し、シンガポール・ロンドンでの海外研修も経験。帰国後はIPOや公募増資等の引受業務に従事する。2017年に独立し、リーファス株式会社を設立。資産形成層から富裕層まで幅広い相談者へアドバイスを提供している。

 トウシル内でも「やってはいけない資産形成」「初心者もチェック!米国株高配当銘柄」の二つの人気連載を執筆する人気著者。また、昨今話題となっている、学生向けの金融教育について、実際に教鞭を取る家庭科の先生方を支援するための「全国家庭科教育協会(ZKK)」の賛助会員となり、投資教育のサポートの一端を担うプロフェッショナルとして信頼をおかれている。

編集者から見た著者はこんな人!

 シニア世代を中心に、多数の運用相談に答えている「老後のお金の駆け込み寺」。ファンドラップや仕組債などの複雑な商品・サービスが、きちんと理解されないまま乱暴に販売されている現状に疑問を抱き、正しい情報をシニア世代に届けるため奮闘中でいらっしゃいます。元大手証券会社のトップセールスで、金融機関の裏側と実態を知り尽くした方です。

どんな人にオススメ?

・60代以上で、老後に向けてお金の運用を考えているものの、何が正しいのかわからない方
・お金の相談をできる人が身近にいない方
・投資で大きく儲けるのではなく、そこそこ増やしながら安定した運用をしたい方

この本の、ここが読みどころ!

 いちばんの読みどころは第2章です! 著者が「これは要注意」という具体的な商品・サービスを8点、厳選して紹介しています。

 どんなセールストークで売り込まれるのか、そして何がダメなのか。金融の知識がなくても、とにかくこの8点を覚えておけば、「やってはいけない!」が分かり、むやみに資産を減らしてしまうリスクを回避できるはずです!

編集者の制作秘話

「仕組みが複雑でよくわからない金融商品やサービスは、やってはいけない」。

 それが著者からの一貫したメッセージです。本書を読んでいただければ、その理由がすぐにわかります。

 金融機関が勧める商品やサービスは、ややこしくて「なんだかすごそうに見える」だけで、投資家の得にならないもののオンパレード! いくら説明されても「?」がどんどん浮かぶばかりです。そう、そんな商品やサービスには、手を出さなければいいのです。それがわかるだけでも、きっと読者の皆さんのお役に立てる本だと思います。

 もちろん、「じゃあどうすればいいの?」にもズバリ明快に回答しています。60歳以降の投資で、やっていいこと、悪いことがすっきり明快になる一冊です!