今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは148.80円
↓下値メドは144.65円
新型コロナの第8波が始まる
米メタが、同社始まって以来の大規模な人員削減検討。数千人規模か
エネルギー:2023年は「世界エネルギー戦争」が勃発する
燃料価格の上限設定:エネルギー会社から消費者への富の移転
雇用市場:FRB「失業率上昇なくして、インフレ低下なし」
世界不況:中央銀行の「非協調」利上げのために2023年は世界的な景気後退へ
インフレ:米国のインフレの多くは金利の影響を受けにくいセクターで発生している
インフレ:経済の一部は総合CPIが示すよりはるかに低いインフレ率でしかない
インフレ:米CPIバスケットの1/4はOER。利上げがさらにインフレを加速させる
日銀:今後2年間政策変更なし
10月の米雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)が 26.1万人増えた。失業率は3.7%に上昇。
米国の雇用市場では、新型コロナの感染拡大によって、2020年3月と4月のたった2カ月間で2,156万人が仕事を失い、失業率は戦後最悪の14.7%まで急上昇した。
ぺんぺん草も生えない荒れ果てた状態から2年3カ月をかけて、ついに2022年7月に新型コロナ前の状態まで復元することができた。その後も雇用は増え続け、10月時点の雇用者数は感染流行直前の2月よりも108万人も多くなっている。
ただ、最近では雇用者数の伸び悩みが、新たな心配材料となっている。一時は月に100万人近くの勢いがあったものの、徐々に増加数は減り、2022年の1月から10月までの平均雇用増は42.9万人で、2021年の同期間の56.3万人と比較しても伸びは鈍化している。
11月7日(月曜)週明けのドル/円は「横ばい」。
1日のレンジは146.08円から147.57円。値幅は1.50円。
2022年221営業日目は147.19円からスタート。東京時間はドル買いが先行して夕方には147.57 円まで円安に動き、この日の高値をつけた。欧州時間に入ると全体的なドル売りの流れが優勢になり、夜遅くに安値146.08円まで円高に動く。ただ145円台入りは免れると、終値は反発して146.65円(前日比▲0.01円)。
レジスタンスは、
147.50円(200時間移動平均)
147.57円(11/07)
148.40円(11/04)
148.45円(11/03)
サポートは、
146.08円(11/07)
145.66円(11/02)
145.10円(10/27)
ドル売りは、対円だけではなく、ユーロやポンドもドルに対して上昇した。ユーロ/ドルは7営業日ぶりにパリティ(1ユーロ=1ドル)を超え、終値でも1.00ドル以上を保っている。ポンド/ドルも1.15ドル台へ。
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
人間は、自らが作り出した道具の道具になってしまった - ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
Cool Kids
BLS(米労働省労働統計局)が11月4日に発表した10月の雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)は、堅調なヘルスケア部門や製造業の雇用に支えられ、事前予想(19.0万人増)を超える26.1万人増となった。2022年の1月から10月までの平均雇用増は42.9万人。2021年の54.8万人と比較すると、雇用の伸びは鈍化。また失業率は3.5%から3.7%に上昇した。
平均労働賃金の前年比は、今年3月の5.6%がピークで10月は4.7%まで低下。一般的に、企業が従業員の確保に苦労している環境では残業が多くなるものだが、10月のデータは労働不足の解消が進んでいることを示している。
19歳以上の米国人口のうち、働く意欲がある人の割合を示す「労働参加率」の10月は62.2%で、前回の62.3%から僅かに低下した。
労働参加率の低さの原因は、労働力のリソース枯渇、つまり米国が構造的な労働力不足になってしまったということだ。一方で、米国では毎日のようにスタートアップ企業(まだ世に出ていない新たなビジネスモデルを開発する企業)が生まれている。そこで働く人が増えているが、この人数はまだ統計には十分反映されていない。労働市場の急な構造変化に雇用統計が追いついていないのだ。
若い人たちが旧モデルのビジネスよりも、新しいビジネスで働くことを選択する。その結果が統計上の労働参加率の低下の理由だとするならば、それはむしろ米経済の力強さであって、過度に心配することはないのかもしれない。
10月雇用統計の詳細については「「雇用が減る」と、なぜFRBは喜ぶのか?インフレ時代の雇用統計の読み方」をお読みください。
今週の 注目経済指標
今日の注目通貨:豪ドル/円
今週の予想レンジ ↑99.00円 ↓89.21円
今週の豪ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は、94.10円。
94.10円より上ならば豪ドル買いが優勢、94.10円より下ならば豪ドル売りが優勢。
2022年の高値は98.67円、安値は80.37円。平均値は89.52円。
1日の最大値幅は3.01円、平均値幅は1.20円。
2022年の値幅は18.30円。
2021年の終値(83.70円)に比べて8.59円の豪ドル高。
100.87円 : 第4レジスタンス(HBO)
99.00円 : 第3レジスタンス
98.67円 : 2022年 高値
97.13円 : 第2レジスタンス
95.74円 : 10月 高値
95.56円 : 11月 高値
96.55円 : 第1レジスタンス
94.10円 : ピボット
93.29円 : 10月 平均値
92.96円 : 11月 安値
91.66円 : 第1サポート
91.08円 : 第2サポート
90.84円 : 10月 安値
89.52円 : 2022年 平均値
89.21円 : 第3サポート
87.34円 : 第4サポート(LBO)
2022年 豪ドル/円データ
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