今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは150.70円
↓下値メドは147.30円
米雇用:ボストン連銀総裁「インフレを下げるためには、失業率を上げることが必要」
英国:世論調査で、労働党が保守党に30ポイント以上のリード。この4半世紀で初めて
英国:ヘッジファンドは英株式を逆張りロングに
自動車:ホンダの北米販売、9月は17%下落。米国の消費減速が鮮明に
FRB:サンフランシスコ連銀総裁「来年利下げの予想は間違っている」
米アップル:Air Pod生産の一部を中国からインドへ移管するようサプライヤーに要求
スイス経済:インフレ率上昇が鈍化。SNBの通貨高政策と利上げが効果
RBNZ:オア総裁、RBAよりタカ派「必要ならば0.75%利上げも辞さず」
カナダ:マックレムBoC総裁「過熱するインフレを冷ますため、一段の利上げ必要」
トルコ:経済見通しより暗く、通貨はさらに安く
10月19日(火曜)のドル/円は10営業日連続で「円安」。
1日のレンジは148.13円から149.37円。値幅は1.24円。
2022年207営業日目は148.99円からスタート。149円さらに150円までを視野に入れて、しばらく149円を挟んだ動きを続けていたが、夜の初め頃に突然148.13円まで急落。為替介入かどうかの確認は取れなかった。
しかし、実際に介入があったとしても、ポンドなど円以外の通貨の動きも激しい今の相場においては、「隠密介入」ではマーケットが見過ごされてしまって、円安警戒感を高めるという本来の目的は達成できなかっただろう。
下落はすぐに拾われ、未明には昨日の高値(149.09円)を超えて149.37円 まで上値を伸ばした。終値は149.24円(前日比+0.21円)。
レジスタンスは、
149.37円(10/18)
149.25円(1990.07)
159.00円(1990.04)
サポートは、
148.13円(10/18)
147.08円(10/14)
146.42円(10/13)
1ドル=150円はもはや時間の問題だろう。ドル/円は月平均にすると約5.00円ずつ円安に動いている。このペースは介入後も変わらず、10月に入ってすでに4.70円も円安が進んだ。150円の次のターゲットは159円。来年は180円も夢ではない。
19日のユーロ/円は「ユーロ高」。
1日のレンジは145.80円から147.20円。
146.59円からスタートして、安値は東京時間の夜の初め頃につけた145.80円。下値は限定的だった。明け方には147.20円まで上昇して、2014年12月以来となる8年ぶりの高値をつけた。円安はクロス円でも着実に進行している。終値は147.14円(前日比+0.43円)。
ユーロが対ドルで上昇したことが理由だが、他の通貨がドルに対して自律反転しているのとは対照的に、円だけが安くなっているのは、中央銀行の金融政策の違いにある。
レジスタンスは、
147.20円(10/18)
147.22円(14/12/29)
148.23円(14/12/15)
サポートは、
145.80円(10/18)
144.32円(10/17)
143.48円(10/14)
主要指標 終値
今日の為替ウォーキング
今日の一言
逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい - ウォルト・ディズニー
Get A Grip
「このままドル高が続くと考えている人は、ワシントン出張時に会った人の中でほとんどいなかった。」
黒田総裁は18日の衆院予算委員会で、ドル/円が32年ぶりの149円をつけたことに関してこのように述べた。「そんなに円安に神経質になりなさんな」という意味だろう。しかし、もしこれが黒田総裁の本意であれば懸念すべきことだ。
11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)が4会合連続の0.75%利上げを実施することは確実とみられている。現在3.25%の米国の政策金利のFF金利は、来年3月には5.25%に到達する予想だ。
ドル資金の流動性は大きく圧迫され、米国以外の国々は異常に高いコストを払ってドルの資金調達をしている。年末に向けて状況はさらに厳しくなるなかで、中央銀行の最高責任者がそれを認めないような発言をしたことで、海外のマーケットは、逆に円安に対する確信を強めているようだ。
中央銀行は、インフレ率を下げるために賃金コストを下げようと考える。しかし実質所得が悲惨なほどマイナスになっている現在の状況においては、この政策は通用しない。
そのかわり、需要を抑制することによって、企業の価格決定力と利益率を弱めようと考える。中央銀行は原油価格や天然ガス価格の上昇を直接コントロールすることはできないからだ。
したがってインフレを引き下げるためには利益率をさらに低下させる必要がある。需要減速は、所得の減少や雇用の減少、あるいは雇用安定への懸念の高まりによって引き起こされる。
今週の 注目経済指標
今日の注目通貨:豪ドル/円
予想レンジ ↑96.38円 ↓93.91円
今週の豪ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は、92.52円。
92.52円より上ならば豪ドル買いが優勢、92.52円より下ならば豪ドル売りが優勢。
2022年の高値は98.67円、安値は80.37円。平均値は89.52円。
1日の最大値幅は3.01円、平均値幅は1.20円。
2022年の値幅は18.30円。
2021年の終値(83.70円)に比べて8.59円の豪ドル高。
98.67円 : 2022年 高値
97.85円 : 第4レジスタンス(HBO)
96.38円 : 第3レジスタンス
94.90円 : 第2レジスタンス
94.69円 : 10月 高値
94.45円 : 第1レジスタンス
92.77円 : 10月 平均値
92.52円 : ピボット
92.13円 : 09月 安値
90.84円 : 10月 安値
90.14円 : 第2サポート
88.67円 : 第3サポート
87.20円 : 第4サポート(LBO)
2022年 豪ドル/円データ
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