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現役クオンツがやさしく教える 資産が自動的に増えるインデックス投資入門
答えてくれた人
日本実業出版社 第一編集部 細野淳さん
著者ってどんな人?
冨島 佑允さん
現場の第一線で活躍する現役の*クオンツ(金融工学を駆使する専門職)。大学院時代に世界最大の素粒子実験プロジェクトの研究員として活躍したのち、メガバンクにてクオンツとして採用され、債券、株、デリバティブなどのさまざまな資産の運用を担当。
ニューヨークでヘッジファンドのマネージャーを経験後、現在は保険会社の運用部門に勤務。今まで運用に携わった資産は10兆円を超える。
*クオンツとは…Quantitative(数量的、定量的)から派生した言葉。高度な数学的手法を用いて市場分析、金融商品や投資戦略の分析を行う金融工学のスペシャリストとして昨今注目を浴びている。金融工学で算出した分析データに基づいて売買する運用手法を「クオンツ運用」という。
どんな人にオススメ?
・人に勧められてなんとなくインデックス投資をしている人
・これからインデックス投資を始めようとしている人
・自分の投資に確信が持ててない人
・計画的に資産運用プランを計画したい人
「つみたてNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」や「iDeCo(個人型確定拠出年金)」といった税金が優遇される制度を使って、投資を始めようとしている人は増えています。こうした際によく聞く言葉が「インデックス投資」です。
何となく初心者向けの投資法のような気はするけれども、「なぜ、インデックス投資が優れた投資法なのか?」きちんと理解できていない人には、特におすすめです。
著者が現場の第一線で活躍しているクオンツであるため、インデックス投資の強み、株・債券などへの投資割合、出口戦略などを、専門家の視点から理論的かつ、わかりやすく解説している点が強みです。
この本の、ここが読みどころ!
「クオンツ」という専門家が書いた本ということで、「難しそう」というイメージを持たれるかもしれませんが、実際には数式などはほとんど出てこないので、投資の初心者でも無理なく読み進められます。図表などを多用し、ビジュアル的にもインデックス投資の仕組みや優れている点が理解できるようにしています。
編集者の制作秘話
私自身もインデックス投資をしているのですが、今までは「なんとなく」続けていました。しかし本書の制作に携わり、インデックス投資を継続することによる資産の増え方、暴落などのリスクにおちいった際の立ち向かい方などを理論的に知ることで、「このやり方こそがベスト」だという確信を持つことができました。
個別株の売買や、サラリーマン大家、仮想通貨など、資産を増やすための手法はいろいろとありますが、そうした手法とインデックス投資との考え方、運用手法の違いについても、詳しく書かれています。これからインデックス投資を始めようとしている人はもちろんのこと、すでにやっている人にとっても非常に有益な一冊です。
本の中身をちょっと読む!
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